志村さんが書いてくださったの
とても興味深い
ここ茨城に引っ越してきて
言葉の違い
特にアクセントやイントネーションの違いにうろうろする毎日
方言についてはいろいろ思いが広がった
私が朗読の講習を受けていた時は
標準語一辺倒
茨城弁はかなりアクセントが違うので先生は
標準語を叩き込むのに一生懸命だった気がする
花てぼさんのお国言葉を生かしての表現
って すごい!
私は気取って 深川の生まれよ 江戸っ子下町っこ
というけど 実は嘘かも
三代続いて初めて江戸っ子というけどね
私の祖父は大正8年まで本籍は富山県にあった
でも本所に住んでたけどね
住んでいたことを言えば 江戸っ子かもしれない
べらんめえの江戸弁はしゃべる人一人しか知らない
叔母さんのお養母さん
なんかおばあちゃん かっこいいなあと聞きほれてたの
思い出す
そこは深川だった
この向こう岸
私が高校生の時そのおばあちゃんが入院しちゃって
おばさんは群馬にお嫁に行っちゃって
おじいちゃんが一人になったので
ご飯作り人になって 深川の家から高校に通った
これは厩橋から墨田川
厩橋で都電を乗り換えて通学したのだ
私は小学校に上がる前の11月
池袋から松原に引っ越した
今山の手 と言ってるところは
昔は農村地帯だったのよね
引っ越した先の古くからの住人は山の手の人というより
農村のおばちゃんみたいな感じで
言葉もずいぶん変わってた
田園調布だって高級住宅街で有名だったけど
その昔は沼部村だったのだもんね
そもそも東京の住人は 多くは故郷がどこかにあって
しかも結構ハイソな人は 東京に家があって
子供の時から東京で育って
という人が多い
国会議員の子弟なんかは大体東京にいる
茨城の地盤の人の子供だったのか
という友達がいたけど
全然茨城弁をほうふつとさせる言葉じゃなかった
そういう人には江戸弁の人はいない
江戸弁って 庶民の言葉よね
朗読って
表現活動だもんね
花てぼさんたちのようにお国言葉での表現って
素晴らしいね
でもこっちの先生が
標準語のアクセントを叩き込むような教え方をするのは
それはそれで意義もある
武蔵の変なアクセントを聞いてると耳がわんわんしてて
アクセントやイントネーションが違うとわけがわからなくて困ってみると
そんな風に思う
でも 先日子供たちにさん付けを強要してるのに文句言ったみたいに
標準語だけになったら
味気ないよね
形だけという言葉なのかもね
標準語