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いくつになっても人生これから

葬儀の準備

2017-09-13 21:10:30 | 日々の出来事

 

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8月25日にホスピスに入院して19日目の夜11時8分に

母が亡くなりました。

ホスピスの平均滞在日数が33日なので平均より短かった!

86歳で長い人生を立派に生きたと思いますので、「ご苦労様」と見送りました。

入院当初は元気がありお風呂に入れてもらったり、食べたいものを差し入れしましたが

3~4日すると急速に元気がなくなり、飲まず食わずの状態になってしまいました。

それでも、ビタミンと水分を補給すると少し元気が出て「ステロイドを試したい」との

希望で約1週間投与してもらいました。

ステロイドすごいです。

ほとんど聞こえなかった声が聞こえて、アイス、ゼリーなどをほんの少し呑み込めました。

末期がんの患者さんには生活レベルを上げるという点で使ってほしい薬剤です。

 

少し元気が出た2日間を境に具合はどんどん悪くなり、19日目の朝

病院から連絡があり「今スグというわけではないですが、早めに来ておいてください」とのこと。

前の夜から呼びかけに反応がなく、手足にチアノーゼがみられるので数時間で臨終になる可能性がある。

医師の見立ては正しく、数時間持たずに呼吸が停止しました。

宿泊の用意もしていたのですが、母はそこまで手数をかける前にとでも思ったのでしょうか。

呼吸が浅くなったなあと思ったらふっと止まってしまいました。

痛みのコントロールが完璧であったので、まったく苦しむことなく静かな最後でした。

今は葬儀場に安置していまして、眠っているようです。

いつも眉間にしわを寄せて苦しそうに寝ていたのですが、その皺もなく

10歳くらい若返って見えます。寿命を全うして満足しているのでしょうね。

明日は葬儀が行われます。非常に現実的で、火葬場での食べ物の準備をしています。

簡単な家族葬ではありますが、私が喪主なのであいさつの原稿も書いています。

葬儀場の担当者と費用の相談もして、いる物いらない物を話し合い、段取りも決めました。

このように目の前の仕事をこなして親の死を乗り越えるのかもしれません。