予想通り男子FSでもネイサン・チェンが強かった。
4回転を4種類飛んでいるのに、まるでダブルアクセルを飛んでいるかのような安定感。
不安要素が全くありませんでした。
あの前髪をもうちょっと切ったらどうかな、などと思ったくらいの余裕でした。
10代での世界選手権連覇はロシアのアレクセイ・ヤグデン以来だそうです。
ヤグデンはプルシェンコと戦って、長野オリンピックでついに金メダルを獲得したのでした。
彼の「仮面の男」はよく覚えているし、私の唯一捨てていないVHSビデオです。
その後高橋大輔さんが「オペラ座の怪人」を演じた時にはヤグデンを彷彿とさせた記憶があります。
昔の話ですが、ヤグデン、プルシェンコ、ブライアン・ジュベール、ジョニー・ウイアー
ジェフリー・バトル、ステファン・ランビエールなど、スター選手がたくさんいました。
彼らの見どころもよく覚えています。
ヤグデン、プルシェンコは言わずもがな、ジュベールは不屈の4回転ジャンパー、ランビエールは
高速スピン、ウイアーはたおやかな演技。
羽生君の衣装は最初はウイアーのデザインだったと思います。
現在も、選手それぞれの特徴はありますが、4回転をはじめとする得点になるジャンプを
どれだけこなせるかが課題となっていて、私はちょっとついて行けない感じもしています。
どんな時もアスリートは限界に挑戦し続けるのでしょうね。
ついていけないけど、ついていきます!