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8月30日
2日ぶりに会うと、母は体力がじんわりと落ちている。
トイレにはやっと自分で行くことができるけれど、手すりがないと歩幅は5cmくらい。
すり足でちょっとずつ進む。
食欲がないので、この日は病院食をお断りしていつも食べていた物を差し入れ。
冬瓜の煮物、カレイの煮付け、コールスローサラダ、ぶどう
おかずは2~3口、ふどう 3つ、ほかにクッキー少し。
いつもは、半量にした病院の食事の1割程度しか食べないので、よく食べたほう。
食べないと確実に体力が落ちるので、寿命はともかく意識があるうちは
トイレは自力で行かせたいがきびしいかも。
午後4時まで、一人で話をしていなかったせいか最初声が出なかったけれど
少し食べて起き上がったりしているうちに、調子が出てきたようで小さい声でいろいろ話す。
35年前に亡くなった父の顔が天井に見えたなどと言ってはいるが、意識ははっきりしている。
痛みのコントロールはほぼ完ぺき。
母は人一倍痛みに弱いので、この点がクリアされ恐怖が無くなったと言っている。
薬の強さとしては 3段階目。 通常の鎮痛剤に経口麻薬をプラスされている。
ホスピスは、思ったより出入りが激しい。
隣の病室に新たな患者さんが入院し、別の病室の患者さんは家族が集まっている。
病棟の性質上、あまり看護師さん、お医者さんの行き来はなく全体は非常に静か。
よく、テレビドラマなどでホスピスの患者さんが、広いテラスで遠くを見る~という
場面があるけれど、実際は無理。ほぼ、病室から出ることはできない。
ここでも、広くて明るいリビングがあるけれど、利用するのは付き添いの家族。