90歳の義母が転倒して、肋骨を骨折してしまいました。
整形外科に行き、入院させてもらおうとしましたが、入院は必要ないと断られ
義母の自宅で看ていましたが、これは結構大変なことでした。
近いとはいえ、何回も往復したり泊まったりして1週間で限界でした。
そこで、ショートステイを利用することにしました。
これが高額でびっくりです。
要介護1で、1日1万1千円かかります。
ただし、今回の場合「骨折」が原因なので20間は7万円で入所できます。
これで、一安心かと思いきや、今度は自宅に帰ってからのケアが自費になり
一回2時間で5千円かかります。
というのは、介護度によって使える点数が決まっており、要介護1だと160点、
金額にすると 16万円になります。
ショートステイで点数を使い切ってしまうのでほかのものはすべて自費になるのです。
まあ、それはいいとして。
介護保険を使うと自己負担は10%ですから、義母のようにたくさん使う人は
とても助かります。
が・・・・・本来20日間で 22万円支払うところを 7万円しか払わないで済むということは
保険から15万円が施設に支払われるということです。当然ですけど。
普段週に3回お願いしているケアサービスも 500円しか払っていないけれども
本来は5000円なので1回来るごとに保険から4500円が支払われるということです。
これ、金額設定が高すぎませんか?
介護にかかわるすべての費用を介護保険で賄おうという発想なのでしょうか?
ショートステイだって、高級ホテル並みの金額だと思います。
介護度の重い人はもっと高額です。
介護保険の使い方をよく考えないと、経営者には老人は金塊に見えるでしょうし
老人は年金から払う保険料がどんどん高額になるでしょう。
私の市は高齢者が多いので介護保険をおさえるのが急務になり、
「重りの体操」を広めて地域の輪の力で、いわば無料のデイサービスの場所を作ろうとしています。
でも、のんびりしすぎです。自治会の申し出があった地域しかやっていませんからね。
1年位掛けてデータを集めたら一気に広がるでしょうか。期待したいです。
これは国のモデル事業なので、国としてもなんとかしなくてはと考えているのでしょう。
のんびりしている時間はないと思います。