2011年3月から停止したままの志賀原発。
まもなく9年と6カ月となるが、これだけの間、発電所が発電しなかったらさぞや職員は暇だろうし、「もしかして施設は閑散としてるんじゃないの?」と心配(?)している人もいるかもしれない。
そんな人のために最近の志賀原発の様子を写真で紹介します。
敷地周辺に確保した駐車場はほぼ満車。
入口ゲート周辺もいっぱい。
発電所職員にプラスして新規 . . . 本文を読む
志賀2号機の新規制基準適合を審査する原子力規制委員会の審査会合が午後1時30分から開催された。
コロナ感染防止対策でテレビ会議システムでの開催である。
こちらは石渡原子力規制委員はじめ原子力規制庁の審査官ら。
こちらは北陸電力の小田土木建築部長ら。
今回の審査会合は、昨年10月25日の審査会合に続いての敷地陸域6本の評価対象断層の活動性を評価するとともに、敷地(海岸部)の3本の断 . . . 本文を読む
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、この施設で感染が拡大したら社会的な影響がかなり大きいという施設がいくつもある。
病院が最たるものだが、原発もその中の一つだ。
志賀原発は停止中とはいえ、燃料プールの中に使用済み核燃料が保管されていて、安全維持のために一定の人員の確保は不可欠だ。
ところが、運転員の感染防止が最優先のはずの敷地内で、再稼働のための工事がずっと行われ、県外からの作業員含め . . . 本文を読む
県の竹中博康副知事が退任するとのこと。
県議会では驚きとともに様々な憶測が流れているようだが、上記地元紙によると、谷本知事は竹中副知事について「幅広い人脈を生かして個性を発揮し、2期8年、しっかり仕事をしてもらった」とねぎらい、任期満了に伴う退任であることを強調したとのこと。
竹中知事の「幅広い人脈」がどれだけ幅広いものか私は知らないが、北電経営陣ともかなり太い人脈を持っていたと聞く。
「あ . . . 本文を読む
原子力規制委員会の新規制基準適合性審査会合が今日(3月13日)開かれ、志賀原発の海岸部の活動性評価対象断層の選定をめぐって議論が行われた。
新型コロナウイルス対策で規制庁側も北電側も参加者全員マスクをつけての開催だ。
志賀原発の敷地内(陸域)には10本の断層が走り、その中から選定された6本の断層の活動性をめぐる議論が始まっているが、「原子炉を冷やす」ために欠かせない原子炉補器冷却系の取水 . . . 本文を読む
北國新聞(1月24日)
昨日(1月23日)、原子力規制委員会は臨時会議を開き、安全性向上に向けた取り組みについて意見交換をおこなった。
会議映像はこちら
北電からの提出資料「安全性向上に向けた更なる取組みについて」はこちら)
1、2号機停止中であっても、建屋内には核燃料が存在し、事故のリスクを抱えていることに変わりはない。
核燃料の撤去が最良の安全対策だが、そこはスルーしての安全対策向上策であ . . . 本文を読む
志賀原発の事故を想定した原子力防災訓練が今日(11月4日)実施された。
福島第一原発事故後では8回目の訓練となるが、今回も訓練の監視(調査)行動に参加する。
私は例年のオフサイトセンターンに加え、複合災害訓練の一部であるヘリによる避難訓練、そして避難路にあるスクリーニングポイントでの訓練をみる。
報告の前に、この間の監視行動の報告は備忘録を兼ねて下記にアップする。
2018年訓練報告・抗議 . . . 本文を読む
志賀2号機の新規制基準の適合性を審査する原子力規制委員会の審査会合が本日(10月25日)13時30分から開催された。
活動性を評価する断層の選定はまだすべてを完了していないが、陸域部は10本の断層中6本(上図S-1、S-2・S-6、S-4、S-5、S-7、S-8)に絞り込まれている。
今日の評価会合はこの6本の活動性を議論するスタートの会合だったが、北電にとってはまたまた厳しい内容と . . . 本文を読む
7月5日に起こった志賀原発構内での高圧電源車の火災問題で、さよなら!志賀原発ネットワークとして12日の北陸電力本店申し入れに続き今日は石川県へ申し入れ。
志賀1,2号の廃炉への指導要求に対しては、原子炉設置許可に係わる安全規制は一元的に原子力規制委員会が所管するとし、県は電力に対して説明責任をと安全・安心の確保を求めるとの従来の立場を繰り返す。
今回の高圧電源車の火災を県としてどのように受 . . . 本文を読む
7月5日に志賀原発構内で起こった高圧電源車火災事故で、さよなら志賀原発ネットワークとして北陸電力本店に申し入れ。
志賀原発は1、2号機共に停止中だが、原子炉建屋内には今現在も使用済み核燃料が保管されており、今現在も私たちは重大事故による放射能被害のリスクに晒され続けている。大げさな表現だと思われる方もいるかもしれないが、原子炉建屋や冷却水を取水する配管の下を何本もの断層が走り、いまだ北電はそ . . . 本文を読む
7月5日午前、志賀原発に配備されていた高圧電源車の前輪付近から出火。
火は北電社員が消火器で消し止め大事には至らなかったが、福島第一原発事故を踏まえて配備された高圧電源車の役割の重要性を考えると「北電どこまで弛みきってるんだ!」と批判せざるをえない。
以下、今朝の新聞報道。
北國新聞
北陸中日新聞
北國新聞は事の重大性から素早く社説にも取り上げた。
志賀原発構内での火災は今回で3回 . . . 本文を読む
北國新聞(2019.7.2)
昨日開催された石川県原子力環境安全管理協議会で北陸電力は志賀原発の断層調査の類型額が90億円にのぼることを明らかにした。
昨年の段階では50億円と言われていたのでさらに40億円が応じられたことになる。原子力規制委員会からの追加調査の指示が、財政的にはかなり大きな負担となっていることがわかる。特に今年に入ってからの海岸部の評価対象断層の選定、そして活動性を否定する . . . 本文を読む
今日は北陸電力の株主総会。
株主の皆さんへ志賀原発の廃炉をアピールすため、北電本店前へ。
9時からアピール行動開始だが、私は少し遅れて到着。
駐車場から北電本店前へ向かう途中、すれ違う人が皆黄色いチラシを手にしている。
もしやと思ったが、やはり「北陸電力とともに脱原発をすすめる株主の会」が作成したチラシだ。
例年になくチラシの受け取りが良かったとのこと。
裏面には先日の原告団総会で . . . 本文を読む
北陸電力が臨界事故を起こして今月18日で20年。
2007年に発覚し、本来なら原子炉の設置許可を取り消されるべき重大な事故であり事件だったと思うが、当時の永原功社長自ら「隠さない風土と安全文化の構築に向けた決意」を表明し、全社一丸になって信頼回復に努め、再稼働を果たした・・・はずだった。
しかし、その後の志賀原発を見ると「隠す風土」はそのまま、安全文化からもほど遠い現実がある。
あらためて北 . . . 本文を読む
「志賀原発廃炉アクション月間」は私が勝手に付けた名前だが、とにかく今月は志賀原発に関連した取り組みが目白押しだ。
まず6月6日(木)は臨界事故から20年ということで、さよなら!志賀原発ネットワークや志賀原発を廃炉に!訴訟原告団などの団体が北電本店へ申し入れを行う。
北陸電力は1999年6月18日、志賀原発1号機の定検中に「臨界事故」を起こし、なんと8年間もその事実を隠避した。
核燃料を扱う事 . . . 本文を読む