朝日新聞(7月24日)
日本政府が12番目の参加国としてTPP交渉に加わった。
この3年間、各国が作成してきた条文案は数千ページにも上るという。
政府はこの資料を分析し、これからの交渉につなげるため、懸命の作業を続けていると思うが、私からすると、これまでにまず何が決められたのかを、最低限ぜひ明らかにしてほしいところだ。
このまま交渉に突き進んで行っていいのか、あきらかになるだろうからで . . . 本文を読む
参加すること、それ自体が自己目的化している。
普通、交渉事といえばお互いに勝ち取りたいこと、守りたいことがあり、結果としてこれだけ失うものはあったけど、これだけのものは勝ち取れた、という話になる。
さて、安倍政権はいったい交渉で何を勝ち取りたいのか。今回の参議院選挙での選挙公約でも「攻めるべきことはせめる」とあるが何を国益のために勝ち取りたいのか具体的にはわからない。
最初から負けゲ . . . 本文を読む