北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

小規模、複式の西部小 小中一貫教育に向けた取り組み

2013-11-26 | 教育
 今日は市内の小学校では一番小さい西部小の研究発表を参観にいく。
 テーマは「小中一貫教育」教育課程カリキュラム研究で、今回は中間発表である。
 西部小訪問は今月1日の教育ウィークでの訪問に続いて今月2度目となる。

 西部小は全校児童29人。
 3・4年、5・6年が複式で、しかも3年生は1人だけ。
 平成28年度からは大谷中学校と統合し、施設一体型の小中一貫校となる予定である。

 
 
 

 今日の公開授業は全学級算数である。
 
 実はうちの子どもは2人とも小学校6年間ずっと複式のクラスで学び、下の娘はたまたま学年1人だけ。
 当時も何回か授業参観にいき、上手に複式の授業をするもんだと先生の工夫に感心してきたが、今はさらに複式の授業の研究や実践が進み、制度的な支援も進んでいる。

 今日は公開授業に続き、指導講評や金沢大学の加藤隆弘准教授による協議会などの全体会というプログラム。
 
 珠洲市は市内のすべての小中学校で指定研究がおこなわれており、各学校現場では大きな負担となっているが、今日の発表は非常にわかりやすく、さらに質疑も教師からは専門的で的確な質問、地域の方からは素朴で至極当然な質問があり、複式授業への理解を深めるにはとてもいい内容だった。
 私にとっては15年前に聞いておきたかったなぁというのが一番の感想。もっとも当時の珠洲市・市教委は小規模校のデメリットを語り、統合に突き進んでいたから、こんな発表の場はありえなかったような気がするが。

 さて、今日、時間を割いて今月2回目の西部小訪問をしたのは、12月議会で小規模校・複式の問題を取り上げたいから。
 12月議会の日程はこちら
 準備はこれからである。

 ところで西部小は市に特段の財政負担をかけず、子どもたちに素晴らしい読書環境を用意していることでも注目されている。
 昨年度から図書館司書さんが増員されたので訪問回数が増え、一段と読書環境は充実している。
 この環境で学ぶ子どもたちの読書意欲の高さはいうまでもない

 
 
 
 
 

 


1 コメント

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小規模校賛成 (Unknown)
2013-11-26 21:56:31
小規模校賛成!!
 教師も生徒も穏やかな笑顔が素晴らしい。
 これこそ教育の原点!!
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