北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

緑丘中研究発表会参観

2013-11-27 | 教育
 昨日は珠洲市内で一番ちいさな西部小学校、今日は一番大きな緑丘中学校の指定研究の発表会を参観。
 もっとも珠洲市立の学校では一番大きいが、全校生徒数251人。金沢市の中学校でいうなら小将町中学校と同規模で小さい方に入る。

 さて、今日の研究主題は、県教委指定、市教委指定の・・・というところから書こうと思ったらあまりに長いので写真で紹介。


 
 公開授業として1年の英語、2年の理科、3年の音楽がおこなわれ、その後、指定研究の概要の説明。
 さらに提案授業の概要が説明され、全参観者(約60人)が見守る中、3年生の社会が提案授業としておこなわれる。
 単元は「くらしと経済」で「コンビニ店に多くのお客さんが来店するのはなぜだろう」という身近な課題で進められていく。
 そして最後は全体会として授業整理会と金沢大学の加藤隆弘准教授からの講評で締めくくられる。
 午後の1時からはじまり、終了は4時40分ごろであった。

 50分の授業の裏にあるA4のペーパー4~6枚に及ぶ指導案。
 なるほど、この授業展開にはこんな狙いがあったんだ、途中のグループ活動にはこんな意図があったんだ等々、学校の職員室の中を知らないものにとっては非常に興味深い内容だ。全体会の中の授業整理会は、参観した緑丘の同僚の教師たちが、授業の課題を達成できたかどうかグループに分かれ検証していく。
 目の付けどころが素人の私と違ってこれまた興味深い。

 研究主題にある「意欲的に考え」「意欲的に学び」「自信をもって表現できる」生徒を育成する様々な工夫がわずか50分の時間のなかに盛り込まれている。これが学校全体の課題として共有され、こうした授業が3年間積み重ねられれば、そんな生徒に育っていくのかなぁと単純に思いこまされそうな見事な研究発表会だ。
 
 と、このように書けばいいこと尽くめのようだが、もちろん学校の実情、子どもたちの実態はそんな単純なバラ色ではない。

 いろんな疑問も湧いてくるが、今日のところは参観の報告まで。

 今年は宝立小中、西部小、そして今日の緑丘中と3校の研究発表を参観させてもらった。それぞれ学校の抱える課題や特色が出ていて私なりに大いに勉強になった。受け入れていただいたそれぞれの学校の校長先生はじめ教職員の皆さんには感謝申し上げたい。
 
 


 


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