先日紹介した珠洲市とブラジル・ペロタス市の姉妹都市提携の橋渡し役を務めたヴィニョーレスさんが8日間の珠洲滞在を終え、明日帰路につかれる。
50年が大きな節目。これから先の交流はなかなか難しいなぁという声がなかったわけでもないが、ペロタス市のエドワード・レイテ市長からの親書が泉谷市長に届けられ、泉谷市長もレイテ市長へメッセージを託したということで、今回のヴィニョーレスさんの訪問は50年の長きにわたる交流の足跡を振り返ると同時に今後の新たな交流へのきっかけともなったのではないか。
さて、サッカーワールドカップの話題をのぞけば、こういう機会でもないとなかなかはるかかなたのブラジルに思いをめぐらすこともないが、実は安倍総理が、まさに地球の裏っ側のブラジルにまで原発を輸出しようとしているのを、どれだけの日本人が知ってるだろうか。
今年6月にブラジル大統領が訪日した際に日伯原子力協定に関する基本合意が結ばれるという情報が流れた。結果としてブラジル大統領の訪日が延期となり、基本合意は交わされていない。しかし、年内にも来日すると言われ、新たな原発輸出は重大な局面を迎えることになる。
この間の経緯や問題点などについて こちらのブログの詳しいので、特に珠洲の皆さんにはぜひご覧いただきたい。
その中でも触れられているが、今月13日にはブラジルにある日本大使館や総領事館などに反対の署名が届けられている。
以下はたんぽぽ舎からのメールを転載したものだが、合わせてご覧いただきたい。
日伯原子力協定締結反対運動
ブラジル国内6ヵ所で署名提出
盆子原國彦(ブラジル被爆者平和協会)
日本とブラジルの原子力協定締結への反対運動の一環として9月13日、ブラジリアにある日本国大使館、それにブラジル各地にある日本国総領事館、また東京都のブラジル大使館に反対署名文を届ける運動が、「原発のないブラジル連合と」日本の市民団体が連携し、1987年にブラジル、ゴヤス州ゴイアニア市で発生したセシューム137汚染事故の日に合わせて行われた。
署名は日本115団体、ブラジル107団体、世界20か国のノーベル受賞者など30人の合計252に上がっている。
サンパウロでは、12:30分からパウリスタ通の、ガゼッタ新聞社の前で、署名文を配り、一般の方々の署名を集め、その後2時頃サンパウロ日本国総領事館に3人の代表が署名を届けた。
署名文は次の通り
「日本とブラジルの原子力締結に反対します。日本政府はブラジル政府と共にブラジルでの原子炉新設などの為の、原子力協定を結ぼうとしていると報道されています。
しかし、未だに福島、東電原発事故の事故原因すら満足な究明が行われておらず、これまでの原発事故の総体を問い返さなければならない段階にあります。日本の世論は原発の新設は勿論、既存の原発再稼働に反対しています。
日本は福島、東電原発事故による放射能汚染により、世界の環境に深刻な被害を与えました。今なお、福島原発からは大量の放射能が世界に放たれており、日本政府は放射能汚染を制御できていません。
このような中でなぜ日本の原発技術で国外に原発を作ろうとすることができるのでしょうか?
世界はこの原発輸出を国内で原発を作れなくなった原発メーカーのための、日本政府による救済策としてみることでしょう。
ブラジルでは最大の人口集中州であるサンパウロ州とリオデジャネイロ州の真ん中に位置する、アングラドスヘイスにおける原発での事故にたいする懸念が高まっています。そのような中で、人々は原発ではなく、より危険の少ないエネルギーの発展を求める声が高まっています。
日本がブラジルや世界に貢献できる技術は再生可能エネルギーの協力など他にあるはずです。この運動に賛同した日本とブラジルの市民組織は日本政府とブラジル政府による原子力協定の締結に反対します」(原文のまま)
50年が大きな節目。これから先の交流はなかなか難しいなぁという声がなかったわけでもないが、ペロタス市のエドワード・レイテ市長からの親書が泉谷市長に届けられ、泉谷市長もレイテ市長へメッセージを託したということで、今回のヴィニョーレスさんの訪問は50年の長きにわたる交流の足跡を振り返ると同時に今後の新たな交流へのきっかけともなったのではないか。
さて、サッカーワールドカップの話題をのぞけば、こういう機会でもないとなかなかはるかかなたのブラジルに思いをめぐらすこともないが、実は安倍総理が、まさに地球の裏っ側のブラジルにまで原発を輸出しようとしているのを、どれだけの日本人が知ってるだろうか。
今年6月にブラジル大統領が訪日した際に日伯原子力協定に関する基本合意が結ばれるという情報が流れた。結果としてブラジル大統領の訪日が延期となり、基本合意は交わされていない。しかし、年内にも来日すると言われ、新たな原発輸出は重大な局面を迎えることになる。
この間の経緯や問題点などについて こちらのブログの詳しいので、特に珠洲の皆さんにはぜひご覧いただきたい。
その中でも触れられているが、今月13日にはブラジルにある日本大使館や総領事館などに反対の署名が届けられている。
以下はたんぽぽ舎からのメールを転載したものだが、合わせてご覧いただきたい。
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日伯原子力協定締結反対運動
ブラジル国内6ヵ所で署名提出
盆子原國彦(ブラジル被爆者平和協会)
日本とブラジルの原子力協定締結への反対運動の一環として9月13日、ブラジリアにある日本国大使館、それにブラジル各地にある日本国総領事館、また東京都のブラジル大使館に反対署名文を届ける運動が、「原発のないブラジル連合と」日本の市民団体が連携し、1987年にブラジル、ゴヤス州ゴイアニア市で発生したセシューム137汚染事故の日に合わせて行われた。
署名は日本115団体、ブラジル107団体、世界20か国のノーベル受賞者など30人の合計252に上がっている。
サンパウロでは、12:30分からパウリスタ通の、ガゼッタ新聞社の前で、署名文を配り、一般の方々の署名を集め、その後2時頃サンパウロ日本国総領事館に3人の代表が署名を届けた。
署名文は次の通り
「日本とブラジルの原子力締結に反対します。日本政府はブラジル政府と共にブラジルでの原子炉新設などの為の、原子力協定を結ぼうとしていると報道されています。
しかし、未だに福島、東電原発事故の事故原因すら満足な究明が行われておらず、これまでの原発事故の総体を問い返さなければならない段階にあります。日本の世論は原発の新設は勿論、既存の原発再稼働に反対しています。
日本は福島、東電原発事故による放射能汚染により、世界の環境に深刻な被害を与えました。今なお、福島原発からは大量の放射能が世界に放たれており、日本政府は放射能汚染を制御できていません。
このような中でなぜ日本の原発技術で国外に原発を作ろうとすることができるのでしょうか?
世界はこの原発輸出を国内で原発を作れなくなった原発メーカーのための、日本政府による救済策としてみることでしょう。
ブラジルでは最大の人口集中州であるサンパウロ州とリオデジャネイロ州の真ん中に位置する、アングラドスヘイスにおける原発での事故にたいする懸念が高まっています。そのような中で、人々は原発ではなく、より危険の少ないエネルギーの発展を求める声が高まっています。
日本がブラジルや世界に貢献できる技術は再生可能エネルギーの協力など他にあるはずです。この運動に賛同した日本とブラジルの市民組織は日本政府とブラジル政府による原子力協定の締結に反対します」(原文のまま)
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