震災がれきの受け入れに反対する「石川の里山里海、子どもたちの未来を放射能から守る会」が今日、輪島市文化会館に地元輪島や遠く加賀市からも含め100人以上が参加し発足した。
能登の集会では珍しく子どもたちの姿、小さな赤ちゃんの泣き声があちこちでする中、呼びかけ人を代表し新木順子さん(石川県漁協女性部輪島崎支部長)があいさつ。能登が世界農業遺産に認定された意義に触れ、「宝物の里山里海、かけがえのない子どもたちの未来を放射能から守るため、信念を貫き受け入れ反対の声をあげていきたい」と決意を述べた。
続いて講演に立った岩淵正明弁護士は、震災がれきの広域処理を掲げる政府方針の根拠となっているのが①がれきは安全、②がれきが復興の足かせとなっている、の2点だとまず指摘。
広域処理がなぜいけないかについて、①政策としての問題点、②環境・安全面からの問題、③費用負担の問題の3本の柱に分けてわかりやすく説明。
そもそも震災がれきの受け入れに対して各地で大きな反対運動が起こっているのは放射能の存在が大きな理由であって、その責任はひとえに東電と国にある。全国の自治体に受け入れを呼びかけることにより、国民みんなの負担へと誘導していると指摘。かつての一億総懺悔と同じ仕掛けだと批判した。
高田正男輪島市議はこの間の経緯や議会の様子を報告。さらに先般、議会安全対策特別委員会として受け入れ候補地の一つである名取市を視察し、がれきの存在が復興を妨げているとは思えないと現地の状況を報告、梶市長の恩返し論に疑問を呈した。
続いて輪島市内や県内各地から5人の方が意見表明。短い時間であったがどなたの発言もそれぞれの生活、あるいは活動経験に裏付けられた素晴しい内容だった。
集会の映像はこちら
今後の取り組みは私の方から報告。
活動の柱は署名運動である。
署名用紙はこちら
署名活動用チラシ(表面)
署名活動用チラシ(裏面)
第一次集約は3月12日。
輪島市議会3月定例会の閉会前に最初の集約をし、申し入れを行う予定である。
ところで今日の集会は、会場設営の準備、受付、そして後片付けまで、輪島崎漁協女性部の皆さんには大変お世話になった。
子育て世代の多くの女性の参加、そしてかつての蛸島漁協婦人部のパワーを思い出せる元気いっぱいの漁協の皆さんの姿を見て、この闘いの勝利を確信した。
集会終了後、さっそく文化会館近くのショッピングセンター前で街頭署名活動を開始。
私も金沢でいろんな街頭署名をしたことがあるが、全く比較ならないくらい市民のみなさんの関心は高く、署名をしてもらえる人の割合も高い。
今後は、まずこの署名の取り組みをしっかり広げていくことが最優先の課題である。
(2/21一部誤字訂正)
宮城県名取市の佐々木一十郎市長は20日、東日本大震災の復旧、復興支援に対する謝礼のため、石川県輪島市の梶文秋市長を訪ねた。輪島市が検討している「震災がれき」受け入れについて、梶市長は「これからの復興を考えると、何とかがれきの処理をお手伝いしたい」と述べた。
輪島市は1月に名取市などに職員を派遣し、がれき仮置き場などの空間放射線量などを調査した。梶市長は「住民が放射能を心配していて難しいとも思っている」とも伝えた。佐々木市長は「提案してもらうだけでありがたい」と応じた。
夕方のテレビニュースでは、「梶市長は「住民が放射能を心配していて難しいとも思っている」とも伝えた。」この部分は言っていなかったなー。こんな大事な部分をカットして報道することに疑問を感じてしまいます。
街頭署名、たくさんの方が署名してくれたのですね。県民の力で何としてでも瓦礫受け入れを阻止したいです。ネット署名の立ち上げもお願いします。
ネット署名同感です。
しかし、北野さん高田さんの「がれきの存在が復興を妨げているとは思えない」
と、本気で思っているのですか?
被災地の子供たちがガレキを見て、津波を思い出してトラウマになっているのを知った上での発言ですか?
被災地の子供たちが津波を思い出すことは大したことがないと言うことですか?
ガレキの焼却は反対ですが、それ以上に両議員の感覚に怒りを感じます。
何が子供たちのためですか。
公的機関の提示する測定値や基準値が信用出来ないというのも無理はないかもしれません。
「余所がどうであろうが、どんなに困っていようが、自分の所は絶対ゼロリスクだ」というのも、一つの見識でしょう。
「石川の人はそういう人なんだ」と思うだけです。
しかしながら、 かがれきの存在が復興を妨げているとは思えない」というのは明らかに事実誤認です。速やかに訂正頂きたいです。
まず、「宝物のの里山里海、かけがえのない子どもたちの未来を放射能から守るため、信念を貫き受け入れ反対の声の声をあげていきたい」という誤字まみれの言葉からは、被災地の「かけがえのない子どもたちの未来」はどうでもよいという強い「信念」が伝わってきますね。
また、「国の自治体に受け入れを呼びかけることにより、国民みんなの負担へと誘導している」ことが、「かつての一億総懺悔と同じ仕掛け」とのことで、「他はどうなっても、自分さえよければいい」という強いメッセージを受け取りました。
さらに、高田正男輪島市議の「がれきの存在が復興を妨げているとは思えない」という、驚異的なまでの認識能力のなさには驚かされました。
そして、何よりも驚かされたのは、こうした、あまりに露骨な利己的意見の表明ならびに、事実と相違した報告を受けて、それをブログで紹介しようと思える北野進さんの覚悟と勇気です。
落選を覚悟しての立場表明と理解しますが、このブログを読み終わって、ふつふつとわいてくる絶望と諦め、軽蔑を止めることができません。
あなたがどういった層の票をアテにしているのか知りませんが、そうして様々なものを踏みにじってまで得た議席に何の意味があるのですか。
後ろめたさを感じませんか。
感じないのであればそれはもう諦めますが、少しでも後ろめたさを感じるのであれば、「転向」されてください。
ここにきての「転向」は、致命的かも知れませんが、少なくとも現状のまま被災地をダシにし続けることよりもいくらかはマシかと思います。
今日は、又、大分ががれきの受け入れを表明したりで、
受け入れる首長は、
がれき受け入れが危険であるという報道を全く見ていないのではないかと
そんな感じです。
こう次々と首長ががれき受け入れを表明する裏には、
一部で言われているように、やはり産廃処理の利権が絡んでいるのでしょうか。
今朝の中日新聞には、
「いのちを守る知事」という特集の第1回で
嘉田滋賀県知事が載っておりましたが、
各地の首長さんには、本当に見習って欲しいです。
そろそろ怪しげなコメントも増えてきてますが、
あまり惑わされることのなきよう。
被災地にも多様な意見は、ありますから。
私は「がれきの存在が復興を妨げているとは思えない」とは本心?と最初に書いたものだが、あの膨大なガレキと「共生」している子供達の姿を見た上でそんなことを言っているのか?
子供達がどういう状況でPTSDを発症しているのかご存知な上での発言か?
私は「ガレキ焼却」は正直不安である。
できれば来て欲しくない。
しかし、「復興の存在を妨げているとは思えない」というのは、明らかな事実誤認であるし、それを「怪しげなコメントとは?」と一蹴できる心がみち氏の「本音」であれば、あなたのような方に「命を守る」と述べてほしくはない。
北野さん、私はガレキ焼却反対運動に理解する。
しかし「がれきの存在が復興を妨げているとは思えない」。この点については訂正すべきだ。
でないと、あなた方の運動が
「薄っぺらい」
運動に見えてくる。賛成反対と別次元で発言を撤回すべきだ。
特に、松下さんを指したものではないですが、
この件については、謝罪します。
ただ、見方はいろいろありますので、
例えば、以前の記事にも引用された
北陸中日新聞(東京新聞)「こちら特報部」の取材記事で
環境総合研究所・池田こみち副所長も
「がれきの存在が復興を妨げているとは思えない」という意見ですし、
高田市議さんもそう思えたということであれば、それは彼の意見であり、
ことさら撤回を求めることもないとは思います。