北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

やっぱり津波が心配

2011-06-05 | 活動報告
 昨日は9時からの県教組能登珠洲支部定期大会に参加し、選挙のお礼と今後の活動にあたっての決意を話させてもらい、すぐに三崎にUターン。



 
 雨で順延になっていたみさき小学校の運動会の観戦だ。
 5月29日の予定が雨で延期、予備日の翌30日も雨。1週間遅れの昨日がもし雨なら中止になるところだったという。
 子どもたちはもちろんのこと、楽しみにしていた保護者の皆さん、そして地域の皆さんも快晴の下での開催に大喜びだ。
 
 プログラムを見ると「デカパンツー」「さいころタイフーン」「デカスロン2011」など名前だけではどな競技か想像もできない種目も並ぶ。

 競技を見ながら、校長先生から学校の様子を聞くうちに、話は学校の防災対策に。


 
 みさき小学校の校舎は砂浜から道路を挟んですぐのところにある。
 2階からの長手崎方向を見ると、天気のいい日には松林の上に立山連峰が望めるすばらしいロケーションだ。
 そんなみさき小学校も、東日本大震災を受け、津波対策に頭を悩ます。
 校舎は鉄筋だが2階建て。屋上に上がっても海抜10メートルといったところか。

 6年前につくられた珠洲市津波浸水予想図では予想される最大の津波の高さは11メートル。最速到達時間は11分だ。
 運動場の裏山を11メートル以上登って避難するには、距離もあり、しかも今は草木が生い茂っていて大変だ。低学年の子どもらが登るのも苦労しそうだ。

 いままでも地震・津波を想定した避難訓練をおこなっているそうだが、最悪の津波を想定したとき、学校の屋上に避難するか、裏山に逃げるか、悩ましいところだ。

 みさき小学校に限らず、飯田でも正院でも外浦でも、行ったところ行ったところで、皆さん、津波に備えた避難が話題になる。 

 防災計画の見直しが近々行われるが、避難場所、避難経路、さらにお年寄りや障害のある方など災害弱者と言われる人たちへの対応など難問山積だ。


コメントを投稿