年賀状の一言から

　新年を迎えたからと言って、津波被災地の復興はまだまだこれから。福島第一原発の事故が収束したわけではなく、いまだに放射能を放出し続けている中である。とてもおめでたいとは言えないが、それでも元旦の楽しみはなんと言っても年賀状である。
　１年ぶりの近況報告もうれしいが、今年は何と言っても福島原発事故に関係した言葉が多い。その中からいくつか紹介したい。

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・原発報道の敗北に失望した１年でした。（某テレビ局・現場を離れたＫさん）

・命ある全てに希望ある未来がありますよう祈っています（昔、家庭教師をした子のお母さんから）

・今年は脱原発の正念場になるでしょう。力を結集して脱原発の道を打ち固めたいものです。（愛知県で脱原発運動に取り組むＴさん）

・原発立地反対を通し、今ようやく反対運動に理解者が増えました。（九州で新規立地に反対し続けてきたＴさん）

・大きな犠牲がでた出たのに脱原発に向かわない政権が腹立たしいです。（白山市で長く原発に反対してきたＤさん）

・核兵器も原発もＮＯ！（被爆者・Ｎさん）

・ちいさな、できることを探しつつ　いのちの方向にむかいたい・・・（七尾市の知人・Ｓさん）

・政治が荒れてゆく１年でした（北海道の大学で教鞭をとるＳさん）

・「怒る龍」のごとく、志賀原発を廃炉に追い込むまでがんばる所存です。（金沢の知人Ｎさん）

・低い被ばく線量は大丈夫だとする「放射線」教育では、子どもたちの命、健康を守ることはできません。（大阪で脱原発に取り組むＫさん）

・我が家の被害は軽微でしたが、原子力界の激震はまだまだ収まりそうにありません。（東北地方で原子力業界に勤務する大学の先輩）

・悪夢をみているようでした。（某新聞社・Ｉさん）

・脱原発！今がその時、頑張ろう（岡山の知人・Ｙさん）

・さよなら原発　こんにちわ！脱原発の２０１２年（内灘で脱原発に取り組むＭさん）

・脱原発の流れは益々大きく強くなっていくようです。ご活躍を期待しています！（内灘のＹさん)

・今年こそ廃炉元年になりますように！（大阪から珠洲原発、志賀原発に反対してきたＩさん）

・原発を珠洲から追い出して頂き感謝しています（市内Ｏさん）

・自然の威力は人間も寄せつけぬ程強いものですね。原発なくて本当によかった（市内Ｉさん）

・志賀原発が気がかりになりつつ毎日の平和を祈り・・・（市内Ｅさん）

・全ての原発が一日でも早く停止・廃炉へと進み、安全・安心を最優先するエネルギーの普及を心から念じております。（市内Ｙさん）

・北野さん達のおかげで珠洲に原発が来なくてよかったネが去年のあい言葉でした（能登町のＹさん）