北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

汚染水 5、6号機経由で外洋へ

2013-09-21 | 脱原発


 地下水の流出(外洋と物理的に遮断されていない)や汚染水タンクからの高濃度汚染水の流出(外洋につながる排水溝で高濃度汚染水検出)で、安倍首相の「汚染水の影響は港湾内0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」との発言がウソであることはほとんど小学生でもわかる常識的な話だと思うが、さらに新たな?(みなさん、とっくの前に知ってたらごめんなさい。)事実がけさに北陸中日新聞でさらりと紹介されている。

 この記事の一番最後の段落に注目。

 停止中で、事実上廃炉を待つだけと思われ、東電の会計処理上は課題だが、それ以外ではあまり注目されてこなかった5、6号機。廃炉が決まってはいなかったからまだ核燃料は装荷されている。当然ながら冷却しなければならない。

 その冷却水は「ブロックされているはず」の港湾内からくみ上げ、堤防の外の外洋に従来通り放出されている。
 取水口から排水溝へ、こんなわかりやすいザル状態の話はない。

 もちろん東電も規制委員会も当たり前のど真ん中のような話として知っていたはずだ。
 安倍首相のウソを黙認、容認である。


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