北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

泉谷市政2期目折り返しへ ~6月定例会開会~

2012-06-12 | 珠洲市議会
 6月11日は能登が世界農業遺産に認定されて1年という節目だったが、その前日、6月10日は泉谷市政スタートからちょうど丸6年だったとのこと。
 この6年間、一度も財政調整基金を取り崩すことなく、一般会計の収支が黒字だったと議案説明の中でも報告があった。黒字は喜ばしいことであり、市長はじめ職員の皆さんの努力の成果を否定するものではないが、最も大きな要因は行革による大幅な職員減らしと地方交付税の増額である。
 民主党・近藤代議士は、政権交代が実現し、交付税をしっかり確保したからこそ多くの自治体は財政危機から脱出することができたと、これまた実績をアピール。
 政治家だから実績をアピールしたいのはみな同じ。自治体財政を関係者みんなが心配し、努力した賜物ということにしておこう。
 もちろん、財政再建まだまだ道半ばであることを忘れてはならないが。

 それはともかく、少し議会の内輪話を紹介する。

 5月15日に開催された議会運営委員会で議会の申し合わせ事項の見直しが行われ、その内容が報告された。
 昨年はクールビス期間中であっても本会議はネクタイ着用!となっていたものを「着用しないものとする」に変更。実際は議長の判断でネクタイをはずしてもOKということもあり、これは1年遅れだが妥当な見直し。
 付け加えるなら「着用しなくてもいい」ではなく「着用したらだめ!」ということである。個人の服装の自由もあるが、節電意識の徹底をみんなでアピールという意味と理解しておこう。

 会派もあらたに規定された。
 会派は従来、政務調査費支給の関係で条例で一人会派も会派として認めていた。しかし今議会で、政務調査費は会派ではなく議員個人に交付することに条例を見直す予定。そこで、会派は3人からと申し合わせ事項を新たに追加することになった。
 現在、わたしを含め3つの一人会派があるが、本音は「たった一人で会派を名乗るとは生意気な!」ということからの見直しである。まあ、別に実害はなにもないが。

 問題は一般質問の発言順。これまでは受付順だったが、これからは「受付後の議会運営員会で協議のうえ決定する」となった。どんな方式で順番を決めるのかなんら示されていない。
 議運の多数を占めるのが政友会。質問項目を見たうえで決定するかのような発言まで先の行革特別委員会ではあったが、これでは政友会が好き放題に発言順を決めることにもなりかねない。うがった見方をするなら、先に提出された他会派の議員の質問通告を見て、質問を横取りして先に質問することまで可能となる。
 今議会はあまりもめる課題はないかと思ったが、さてさてどうなることやら。


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