6月21日(金)に開かれた石川県原子力環境安全管理協議会で発足が先延ばしになっていた安全専門委員会のメンバー9人が下記の通り承認された。
これを見て私は23日の志賀原発を廃炉に!訴訟原告団総会のあいさつで、北電の推薦状付のメンバーが揃い、県も国、電力の動きに合わせ志賀再稼働への態勢を整えたと指摘したが、さらに具体的な情報が入ったので紹介したい。
■小林英男(機械工学)
・「維持基準」導入の旗振り役のひとり
・破壊力学の専門家
※維持基準:原発の重要機器に損傷があっても運転の継続を認める基準
中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会の設備健全性評価サブ
WGメンバー
建築物・構造に関する意見聴取会委員(旧保安院系)
■奥村晃史(地質学)
・地質学(変動地形学)が専門の広島大学教授
・原子力安全委員会のバックチェックで志賀原発の主査をしていて、北陸電力の報告書を認めた人→今回の委員としてはもっともふさわしくない人
・規制委員会の敦賀の活断層の決定に対して、一番異議を唱えている
・渡辺満久教授(東洋大※後掲記事参照)と同じく変動地形学が専門ということで期待したいが、実は「中立」とは無縁の人
元原子力安全委員会の専門委員で耐震バックチェックのワーキンググループ2(志賀原発などを担当)の主査
志賀1号炉のMOX燃料に関する原子炉設置変更許可申請の安全委員会での審査(二
次審査)の担当(下記参照).
2012.06.15
原子炉安全専門審査会 第114部会構成員
原子炉安全専門審査会第114 部会第1回会合速記録
2012.08.03
原子炉安全専門審査会第114 部会第2回会合速記録
■遠田晋次
・規制委員会への批判を強くしてきた電力中央研究所出身の研究者
・前職は国立大学法人京都大学防災研究所准教授
総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会
耐震・構造設計小委員会 地震・津波、地質・地盤
合同WGメンバー(第48回[2010年6月16日]以降)
地盤耐震意見聴取会委員(旧保安院系)
■片岡、宮崎両氏は安管協の委員としてすでに問題発言多数。
特に宮崎氏は今年2月22日の安管協で「断層がちょっと動いたぐらいで、どうにもならない」「フィルター付ベントは、必ずしも必要ない」と言った問題発言を連発し、私たちは罷免を求めてきた人物である。
今後、規制委員会の現地調査や評価会合の日程にあわせて委員会を開催するとのことだが、このメンバーを見る限り、この間、反規制委員会の立場で発言してきた人が何人もいる。専門家委員の現地調査前に、北電が9月に提出予定の最終報告を支持するぞ~!と早々と宣言したような人事である。
私は原子力ムラの住民を入れるのはナンセンス、渡辺満久教授を入れるべきだと言ってきた。その思いに変りはないが、現実的には規制委員会の現地調査メンバーに渡辺教授が入るかどうかが大きな注目点だと思う。
以下は今日(6月25日)の朝日新聞石川版の記事。
これを見て私は23日の志賀原発を廃炉に!訴訟原告団総会のあいさつで、北電の推薦状付のメンバーが揃い、県も国、電力の動きに合わせ志賀再稼働への態勢を整えたと指摘したが、さらに具体的な情報が入ったので紹介したい。
■小林英男(機械工学)
・「維持基準」導入の旗振り役のひとり
・破壊力学の専門家
※維持基準:原発の重要機器に損傷があっても運転の継続を認める基準
中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会の設備健全性評価サブ
WGメンバー
建築物・構造に関する意見聴取会委員(旧保安院系)
■奥村晃史(地質学)
・地質学(変動地形学)が専門の広島大学教授
・原子力安全委員会のバックチェックで志賀原発の主査をしていて、北陸電力の報告書を認めた人→今回の委員としてはもっともふさわしくない人
・規制委員会の敦賀の活断層の決定に対して、一番異議を唱えている
・渡辺満久教授(東洋大※後掲記事参照)と同じく変動地形学が専門ということで期待したいが、実は「中立」とは無縁の人
元原子力安全委員会の専門委員で耐震バックチェックのワーキンググループ2(志賀原発などを担当)の主査
志賀1号炉のMOX燃料に関する原子炉設置変更許可申請の安全委員会での審査(二
次審査)の担当(下記参照).
2012.06.15
原子炉安全専門審査会 第114部会構成員
原子炉安全専門審査会第114 部会第1回会合速記録
2012.08.03
原子炉安全専門審査会第114 部会第2回会合速記録
■遠田晋次
・規制委員会への批判を強くしてきた電力中央研究所出身の研究者
・前職は国立大学法人京都大学防災研究所准教授
総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会
耐震・構造設計小委員会 地震・津波、地質・地盤
合同WGメンバー(第48回[2010年6月16日]以降)
地盤耐震意見聴取会委員(旧保安院系)
■片岡、宮崎両氏は安管協の委員としてすでに問題発言多数。
特に宮崎氏は今年2月22日の安管協で「断層がちょっと動いたぐらいで、どうにもならない」「フィルター付ベントは、必ずしも必要ない」と言った問題発言を連発し、私たちは罷免を求めてきた人物である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今後、規制委員会の現地調査や評価会合の日程にあわせて委員会を開催するとのことだが、このメンバーを見る限り、この間、反規制委員会の立場で発言してきた人が何人もいる。専門家委員の現地調査前に、北電が9月に提出予定の最終報告を支持するぞ~!と早々と宣言したような人事である。
私は原子力ムラの住民を入れるのはナンセンス、渡辺満久教授を入れるべきだと言ってきた。その思いに変りはないが、現実的には規制委員会の現地調査メンバーに渡辺教授が入るかどうかが大きな注目点だと思う。
以下は今日(6月25日)の朝日新聞石川版の記事。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます