北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

みさき小、三崎中入学式へ

2014-04-07 | 教育
10時からみさき小学校入学式、午後1時半からは三崎中学校入学式に出席。


 
みさき小学校は今年度珠洲市内で最多の21人、三崎中学校は11人の入学式である。
小1でろうと中1であろうと、新しい門出を迎える新入生は緊張するもの。
表情だけでなく指先から歩くときの足の動きまで、緊張感がこちらにまで伝わってくるところが入学式の魅力である。
50をまわっても、人生、緊張する場面に出くわすことはよくあるが、入学式の緊張感と決定的に違うのは初々しさの有無か。
お祝いの場ではあるが、自分の失ってきたものを確認させてもらう場でもある。

ただ入学式は、小1保護者の皆さんにとっては感慨ひとしおだと察するが、来賓にとっては答辞や卒業生の歌がある卒業式のような感動する場面はない。
国歌斉唱、校歌斉唱、新入生呼名と淡々と進んでいく。
学校の特徴や年度毎の違いがあまりでないような感じがする。
そんな感想をいつだったか学校の先生にぶつけてみたことがある。
返ってきた答えは、式の性格もあるかもしれないが、現場としては新年度に入ってすぐの行事で先生も子どもたちも準備期間がないからではないかとのこと。
確かに式の内容をみんなで練り上げる時間はない。
毎年ほぼ決まりきった型になるのはやむを得ないのかもしれない。

そんな中で私の注目は学校長式辞である。
新入生への言葉は学校の指導方針が端的にわかりやすく示され、保護者への言葉は学校としての決意表明が示される。

みさき小学校小町校長先生は朝ごはんと「みさきあいさつ」、「みさき勉強」を呼びかけた。
朝ごはんはともかく「みさきあいさつ」、「みさき勉強」は来賓はもちろん保護者もわからない。
そこで式辞は在校生との対話で進んでいく。
「6年生の〇〇くん、説明してください」
〇〇君は起立して「みさきあいさつ」の意味を答える。
事前に練習しているのだろうけど、一方通行で終わりがちな式だが、こういう意表をつく展開は記憶に残りやすい。
新入生より在校生の方が、あらためて「みさきあいさつ」しっかりやらなきゃという意識づけにもなる。

5、6分程度のわずかな時間のあいさつの中にいろんな仕掛けが盛り込まれてる。
ちなみに「みさきあいさつ」は「み」んなより「さき」に「あいさつ」するという意味だった。


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-08-20 08:40:38
北野進さんは、すごいと思いました。会える日をたのしみにしています。がんばってください。
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