北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

明日は大津地裁で高浜3、4号機、大飯3、4号機の決定通知

2014-11-26 | 脱原発
明日午後1時、大津地裁で高浜4号機、大飯3、4号機の運転差止を求める仮処分の決定通知がでる。
仮処分の決定で、判決言い渡しではないので、数日前まで日程がわからないのだという。
マスコミもほとんど報道していないが、大飯原発福井地裁判決後、はじめての原発再稼働に関わる裁判所の判断が示されるといことで、実は私も含め、原発訴訟に関わる者は、その結果に大きな注目を寄せている。

大津訴訟の弁護団長は井戸謙一氏。
かつて金沢地裁裁判長として志賀原発2号機の運転差止判決を下した元裁判長である。
その判決は、福島第一原発事故を警告した画期的判決として、3.11後、あらためて注目されている。

高浜4号機、大飯3、4号機の運転差止の仮処分が認めらえれば、大飯原発福井地裁判決の流れをさらに確実にするものとして、司法への期待が一段と高まるだろう。
同時に、再稼働反対の国世論にさらにはずみをつけること確実である。
川内原発を皮切りに次は高浜原発の再稼働へと突き進もうとする安倍政権への大きな打撃を与えることにもなる。

仮に仮処分が認められないとすれば(関電はほとんど反論していない ので考えにくいが)、いま現在停止している原発の運転差止は出す必要がない(保全の必要がない)という理屈しか考えられないが、川内の次は高浜のと言われる再稼働レースの中、司法の責任放棄と厳しく責任を追及する声が上がるだろう。

いずれにしても、原発再稼働路線だけでなく今回の総選挙にも影響を与える決定である。
仮処分としてこれほど大きな意味を持つ決定は珍しい。

私も急きょ予定変更で明日は大津に向かう。
注目!である。


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