北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

金沢大学「学長と行く能登合宿」ホームステイ

2014-08-11 | 活動報告
金沢大学が珠洲市と連携し企画した「学長と行く能登合宿」のホームステイとして学生さんを2人を受け入れた。

計画の目的には「己を鍛え、己を磨き続ける学生生活を送るために・・・」と書いてある。
最近の学生は「未熟で気弱な面が目立つ」から珠洲の自然や社会の中でで鍛えてほしいということのようだ。
作業や家の手伝いなどやらせてほしいとのこと。









そこで薪割り(これは体験だけで実際は割った薪を運んで積んでもらうだけだが)や、野菜などの収穫、台所での夕食の支度手伝いなども手伝ってもらう。

私は学生を鍛えるようとは思わないが、一応、目的に沿ったメニューを用意する。

それよりも作業の傍ら、あるいは夕食を食べながら最近の大学事情、学生の様子を聞くことができてとても楽しい一日を過ごさせてもらった。
とりわけ興味深いのは「YAMAZAKIプラン2014」
いったい金沢大学はどこへ向かうのか。

金沢大学との連携を一層深める珠洲市にとっても、金沢大学の改革路線は無関心ではいられない。


9 コメント

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何となく (名無しさん)
2015-07-13 23:22:12
COCの実績作りの一つなので、具体的な目的が無いのでは・・・

うまくいっていないのは学生の所為と言う事で、学生を鍛えると。

具体的に何と言う分析は無いので、取り敢えず鍛えると
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多分 (名無しさん)
2015-07-13 23:38:20
受け入れ側でカリキュラムというか、学生とやりたい事を決めて実施した方が、学生の為にも良いと思われ。
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ありがとうございます (北野)
2015-07-14 07:33:34
今週末は2年目の能登合宿。うちもまた受入させてもらいます。私は今どきの大学生の話を聞けるだけでも楽しいのですが・・・
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多分 (名無しさん)
2015-07-14 23:25:30
大学は泥縄式なので、地域の要望があれば出した方が目的ができて学生にも良いと思われ。

正直、北野さんと交流する機会を持てる学生さんが羨ましす。
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恐縮です (北野)
2015-07-15 00:15:19
全体のプログラムは、参加者の声なども踏まえて大学側で検討を重ねていくと思いますが、ホームステイの受入側としては、もう少し滞在時間が長い方がいいなと思いました。もちろん昨年の1回だけの感想ですし、受入の家庭によって事情は様々ですから一概に言えませんが・・・。
そういえば、終了後、大学の担当の方があいさつには来られましたが、次回に向けた要望や改善点などを聞くこともあってもいいような・・・。
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地方国公立の (MK)
2015-07-15 14:47:42
鍛えてほしいとはなんだかマイルドな戸塚ヨットスクールみたいですね。今の大学生世代は一次産業とは疎遠だったとは思います。親世代(40代~50代?)でギリギリかなあ。親が専業農家だったとか、そういう人。

独立法人になってからの厳しいー実情の表れでしょうか。

北陸新幹線で、金沢周辺の、所得に余裕があり、高偏差値である生徒は一気に関東圏に流れる可能性がありますし。
あんまし学力がない生徒の場合、これまた所得に余裕があれば、金大の教育学部と金工大に受かっていたとすると、名を捨てて、金工大に行ったほうが就職は安泰、と金工大を選ぶケースも多いです。祖父母世代は金大のほうがと泣きますが、親世代・本人だと「名を捨ててそっちがええな」と実利を選ぶ。

余談ながら、加賀市では政治(森派)と組んで、寺前市政で廃止になりそうだった旧山中国立病院を「温泉水素水」ブームを起こして、援護射撃して商売につなげてくれましたので(それを流行らせた教授も山中と関係なくちゃっかり商品発売)

ところで実は私、某京都にある大学時代、「産学共同路線、筑波中教審路線断固粉砕」のデモに行ったことが^^;。金大の先生方もかつてはそのデモに行った方もおられるかも。時代に抗うのは大変です。
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加賀市残酷物語 (MK)
2015-07-15 15:14:20
能登もそうかと思いますが、加賀市では学区廃止以来、小松や金沢への高校生の流出が激しいです。
バス代は高いから、親がせっせと小松やJR駅まで朝から自家用車送迎。

加賀市内の高校の地位低下は目を覆うばかりです。進学校の大聖寺もどうなるか?と心配されてる。もっとも心配だとか言いながら母校を裏切って、小松市内の高校に進学させようとする塾講師や親たち・・・。ある50代後半の塾講師は悪いのは金大や名の知られた大学に進学者を送れない大聖寺高校が悪い。部活に力を入れるなんてとんでもない(ひところ陸上部に元五輪選手の教員が数名いた)。部活なんかさせるな、等々。そのカリスマ塾教師には子供も親も盲信しています。部活は馬鹿のやることだが、その講師が「現代っ子を鍛える」などと言って連れていく海辺でのキャンプはOKらしい。なんだかなあ。
変な世の中です。

20年前流行った別の塾も2年になったら部活は一切やらせない。特に大聖寺や小松で結構盛んで、国体、総体選手を多く出してる弓道部はもってのほかという塾だったし。

もやしっ子って言葉はもう死語だけど、誰がもやしっこ作ってるの、と言いたくなる。

こんなところで育ったら、そら流出するよ。戻りたくないよ。あほらしい、って気もする。
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産学協働路線 (北野)
2015-07-15 21:12:43
高校時代、一生懸命「もやしっ子」をつくって、大学入ったら近頃の学生はひ弱いから鍛えてくれ!・・・変な話です。
かと言ってうちは「文武両道」を合否の判断基準とします!ってなってもこれまた高校に混乱をもたらすのかもしれませんが。
大学改革、入試改革、高大接続改革、いろいろ言われてますが、もっと勉強していかなければと思います。
そもそも論でいうと、大学の自治や学問の自由は、いったいどこへいったやら。産学協働路線をかつてさんざん問題にした世代としては、現在の大学、理解に苦しみます。
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学生が弱くなったと言うよりも (名無しさん)
2015-07-19 00:01:19
一番最後に指摘されている事が原因ではないかと…
http://meigetu.net/?p=1172

トップに従い我慢を覚える事は、鍛錬ではなく思考の停止…


http://www.kanazawa-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/07/150708.pdf
同程度の日程と予算なら、地元の協力が得られるならば、自分なら、金沢市ではなく志賀町と輪島市と珠洲市に事前講義を行ってもらい、地域の持続的発展について考えるという講義にするなり…

同じ能登地区で、農業遺産や連ドラで賑わっている自治体と、原発誘致の違いを実際に見て自ら考えて欲しいなりよ…

さらに、発表会を開いて、珠洲サテライトに中継する等して、交流が一回だけにならないよう工夫するなり

カルトに対抗するには「体力」や「肉体的耐力」より「知力」や「思考力」を鍛える方が大事だと思うなりよ…
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