奥能登里山里海国際芸術祭の実行委員会として、4月29日から30日の午前中の日程で千葉県市原市で開催されている中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスを視察。
いちはらアート×ミックスは、3年後に珠洲で開催を計画している芸術祭同様、現代アートを中心とした里山が舞台の芸術祭である。
千葉市に隣接する工業都市でもある市原市(人口28万人)だが、房総半島中央部に位置する市南部は過疎が進む里山地域。
交流人口拡大の一過性のイベントではなく、まちづくりの一環と位置づけ、3年間準備が重ねられてきた。
参加者20万人、経済効果30億円を目標とする。
さて、まずはこちらを。
約200坪。なんと日本一広い女性トイレ。カーテンで囲うこともできるが、そのままでの使用も可能。
旧月崎駅の駅員詰所を使用。
苔で覆われ、建物の中もレトロ。
祭日なのにどこに行っても駐車場はかなり空いており、あれっと思うが、多くの参加者は電車やバスを利用し、さらにテクテク歩く。
私たちは時間の関係もありレンタカーで移動。
ローカル線小湊鉄道の魅力を紹介するものいちはらアート×ミックスの大きな特徴。
車両の中でも演劇があり、今日は満員。
空き校舎の活用も大きな特徴。
運動場でもアート。
校舎の中も作品の展示、あっと驚く空間ありと、参加者の歓声が聞こえる。
ここはマイナス30度にした校長室。冷凍校長室である。
地元食材が提供される食堂も満員。
空き校舎に多くの人が集まる。
校舎の裏山で今年の冬の雪で倒れた大木。
同じく倒れた竹を使用して作品にしている。
実物はかなりの迫力。
中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスの開催は5月11日まで。
興味のある方はぜひどうぞ。
今日(29日)は、アート×ミックスの総合ディレクターを務める北川フラム氏(奥能登芸術際でも総合ディレクターを務める)が全視察日程を同行し、説明を受ける。
さらに、今日の現地視察後、湖畔美術館内で地元市原市の国際芸術祭推進室長(写真右端)からも説明を受け、質疑を通じて開催の経緯や予算や組織、ボランティア、広報など、芸術祭開催を巡る様々な課題について学ぶ。
当然ながら裏方はおもしろい、楽しいと喜んでばかりはいられない困難な課題との格闘の連続。
終了後の総括が注目される。
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