今朝の、北國、北陸中日の記事より
昨日の県議会代表質問。
谷本知事は安倍政権の再稼働方針を「現実的な対応として理解できる」と述べた。
従来は再稼働については触れてこなかったが、知事選を控え、やぐら組みの大黒柱となる自民党に明らかに配慮した答弁だ。
さらに小泉発言について、「いわばオール・オア・ナッシング」との見解を示し「いきなり『ゼロにする』発言はが出てくるのはいささか乱暴すぎる議論ではないか」と批判。代替エネルギーは知恵のある人が好い知恵を出してくれる」との考えについても「責任ある発言とは思えない」と批判した。
小泉発言は「オール・オア・ナッシング」ではない。
即「ナッシング」を訴えているのだ。
議会答弁で、こういう曲解はよくない。
また、54基動いているのを「いきなりゼロにしろ」と言っているわけではない。
この1年間半でいうなら日本の原発稼働は「2基・オア・ナッシング」だった。
2回の真夏も電力不足があったわけではない。
当面確実にゼロとなるこの冬も電力不足は言われていない。
ゼロは「現実的」ではなく「現実」なのだ。
現実から目を背け、廃棄物の最終処分場のあてもないのに再稼働を容認する姿勢は乱暴で「責任ある立場とは思えない」。
小泉元総理からこんな風に倍返しを食らいそうな、自民党に媚を売るだけのお粗末な議会答弁である。
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