薪ストーブのある家なら大概はこんな風に薪ストーブ関係の雑誌やメーカーのパンフなど何冊も並んでいるのではないか。
薪ストーブの最新型の種類から性能、薪ストーブ関係のいろんなアクセサリーなど、買い替えるつもりがなくてもいろんな話にのめりこんでいく。
薪に関わる様々な知識、情報も蓄えておくにこしたことはない。
うちは薪ストーブだけではなく、風呂も薪風呂。
そういう意味では薪のある暮らしもさらに一歩進んでいるかなと思うが、薪を使う暮らしをさかのぼれば人類の火を使いだした歴史にまでさかのぼるし、世界中どこでも暖房だけでなく料理も含め依然として薪が大活躍している。
発展途上国だけでなく多くの先進国でも木材の薪としての利用率は日本よりはるかに多い。
焚き火や囲炉裏、炬燵や火鉢、かまどの歴史、あるいはペチカやオンドル、メイスンリ・ヒーター、キッチンストーブ、薪ボイラーなど様々で、それらは決して過去の技術じゃなくって、技術革新を続けている。
そんなこんなを少し広げて勉強してみたいなぁと思っていたときに見つけたこの本。
買ってから何年経ったかも忘れてしまったが、いきなりどか~ンと雪が降ってくれたおかげで本棚に並んでいるのを思い出し、ページをめくる。
日本には日本の薪利用の歴史があり、日本の気候や風土、住宅様式にあった薪の活用方法があると思いがちだが、戦後、日本の薪の利用が一気に後退していく中にあって、海外では伝統的な技術に新たな研究開発が積み重ねられている。日本でも近年のバイオマスブームの中、新しい知恵や工夫があちこちの田舎に生まれている。
たかが薪と笑うなかれ。学ぶこと大、将来展望も大である。
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