社民党スクール2011第2弾として福島みずほ党首の講演、岩淵正明弁護士との対談、そして懇親パーティが金沢市内で開催された。
福島党首は「脱原発から人、いのち、くらし、これからの日本を考える」というテーマで講演。
3.11以降の脱原発に向けた国会での取り組みを、菅政権、野田政権それぞれに分けて報告。
浜岡原発の停止や玄海原発の再稼動反対、自然エネルギー促進法の成立など具体的な成果や、原発予算の洗い直しなど現下の動きを紹介。
もっとも経済産業省や保安院は再稼動に「やる気満々」との厳しい情勢報告も。
さらに労働者派遣法の改正やTPP参加問題、消費税増税などの動きにも言及。野田政権は小泉改革の新自由主義路線に戻る動きを強めており、これに対しては大きく警鐘を鳴らし、徹底して対決する決意を語った。
続く岩淵弁護士と福島党首の対談は「ストップ再稼動、そして廃炉へ」をテーマとして、3.11を踏まえ、長年の志賀原発を巡るたたかいの成果と国政での社民党の取り組みをリンクさせ今後の展望を明らかにすることをねらった企画であった。
岩淵弁護士はまず、差し止め判決を勝ち取った志賀原発2号機差し止め訴訟一審判決に触れ、判決文で指摘された危険性が福島の事故でそのまま現実のものとなったと指摘。
福島党首は3.11以降、福島でこどもたちから「あなたたち大人が政策を変えなかったせいだ」と批判されたことを紹介。原子力ムラは依然変わらないが、東京でも若い母親、父親を中心に大きな意識変化が見られると報告。
いま事故の検証が行なわれているが、岩淵弁護士は技術的な検証(津波原因説、地震原因説)にとどまらず、これまでの推進体制、推進の利権構造にもメスを入れるべきと指摘。
福島党首も3.11以降の対応と同時に3.11以前の問題を明らかにし、政策転換の取り組みが必要と応じ、現在自民党などは3.11以降の民主党政権の対応の問題を厳しく批判しているが、3.11以前の問題については口をつぐんでいると指摘。社民党の役割の大きさを訴えた。
今後について、岩淵弁護士は大きな歴史の節目であり、放射能と暮らす時代に入った現実を指摘。さらに、脱原発が大きな流れになろうとしてはいるが、では安全神話は崩壊したのか?電力不足キャンペーンに見られるように安全な原発がありうると思っている人が依然多く楽観できないと注意を喚起した。
最後にエネルギー政策は国策ではなく自治体がつくっていく時代に入ったとし、全国の様々な動きを紹介。
再稼動阻止も自治体が主戦場となる。福島党首も全国の原発現地との戦いとの連帯をさらに進める決意を語り、対談がまとめられた。
その後の懇親パーティ。
福島党首には珠洲市議選での当選と志賀再稼動阻止の取り組みを社民党の自治体議員のみなさんと進めていることを報告。「これからも情報交換しっかりやっていきましょう!」と元気いっぱいのみずほスマイルで1年ぶりの握手。
福島党首は「脱原発から人、いのち、くらし、これからの日本を考える」というテーマで講演。
3.11以降の脱原発に向けた国会での取り組みを、菅政権、野田政権それぞれに分けて報告。
浜岡原発の停止や玄海原発の再稼動反対、自然エネルギー促進法の成立など具体的な成果や、原発予算の洗い直しなど現下の動きを紹介。
もっとも経済産業省や保安院は再稼動に「やる気満々」との厳しい情勢報告も。
さらに労働者派遣法の改正やTPP参加問題、消費税増税などの動きにも言及。野田政権は小泉改革の新自由主義路線に戻る動きを強めており、これに対しては大きく警鐘を鳴らし、徹底して対決する決意を語った。
続く岩淵弁護士と福島党首の対談は「ストップ再稼動、そして廃炉へ」をテーマとして、3.11を踏まえ、長年の志賀原発を巡るたたかいの成果と国政での社民党の取り組みをリンクさせ今後の展望を明らかにすることをねらった企画であった。
岩淵弁護士はまず、差し止め判決を勝ち取った志賀原発2号機差し止め訴訟一審判決に触れ、判決文で指摘された危険性が福島の事故でそのまま現実のものとなったと指摘。
福島党首は3.11以降、福島でこどもたちから「あなたたち大人が政策を変えなかったせいだ」と批判されたことを紹介。原子力ムラは依然変わらないが、東京でも若い母親、父親を中心に大きな意識変化が見られると報告。
いま事故の検証が行なわれているが、岩淵弁護士は技術的な検証(津波原因説、地震原因説)にとどまらず、これまでの推進体制、推進の利権構造にもメスを入れるべきと指摘。
福島党首も3.11以降の対応と同時に3.11以前の問題を明らかにし、政策転換の取り組みが必要と応じ、現在自民党などは3.11以降の民主党政権の対応の問題を厳しく批判しているが、3.11以前の問題については口をつぐんでいると指摘。社民党の役割の大きさを訴えた。
今後について、岩淵弁護士は大きな歴史の節目であり、放射能と暮らす時代に入った現実を指摘。さらに、脱原発が大きな流れになろうとしてはいるが、では安全神話は崩壊したのか?電力不足キャンペーンに見られるように安全な原発がありうると思っている人が依然多く楽観できないと注意を喚起した。
最後にエネルギー政策は国策ではなく自治体がつくっていく時代に入ったとし、全国の様々な動きを紹介。
再稼動阻止も自治体が主戦場となる。福島党首も全国の原発現地との戦いとの連帯をさらに進める決意を語り、対談がまとめられた。
その後の懇親パーティ。
福島党首には珠洲市議選での当選と志賀再稼動阻止の取り組みを社民党の自治体議員のみなさんと進めていることを報告。「これからも情報交換しっかりやっていきましょう!」と元気いっぱいのみずほスマイルで1年ぶりの握手。
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