10時30分から第64回珠洲市成人式。
うちも娘が成人式を迎えることから、5時半起床。髪のセットから着付けということで、早朝から運転手である。
珠洲市の成人式は、数年前までは8月15日のお盆に開催されていた。1月開催となり、女の子は全員が色とりどりの着物姿、会場のラポルトすずのホールは華やかさで満開である。
もう一つ以前との違いは、8月15日、すなわち敗戦の日開催だったということで、あいさつの中では何人かの人が必ず戦争や平和の問題にも触れていたが今日はなし。二十歳の節目に平和について考えさせるメッセージがないのはちょっと残念な気もする。
もちろん、その代りというわけではないが、東日本大震災には何人もの方がそれぞれ触れていたが。
昨今、全国各地で騒いだり、時には飲酒状態の成人がいるような成人式がマスコミで問題になっていたが、珠洲市の成人式は極めて静か。淡々と式は進行していく。
ふとかつての成人式での当時の婦人会長、高瀬和子さんのあいさつを思い出す。
「這えば立て、立てば歩めの親心」
毎回毎回、成人を迎えた今日まで育ててくれた親への感謝を忘れるなと話しておられた。こちらは来賓で毎回参加し、あぁまた今年も同じ話が・・・と聞いていたが、成人式を迎える若者は初参加であるからもちろん構わない。
今日の成人式は婦人会長さんのあいさつはなし。いつから変わったのか知らないが、来賓としての紹介だけだった。一方、以前は県議のあいさつはなしだったが、平蔵県議のあいさつが入っていた。
別にうちの娘に親への感謝を言ってもらいたいわけではないが、どなたか言わないのかなと思っていたら、なんと珠洲市青年団協議会会長の川元純君が新成人へのメッセージの冒頭で触れた。
「皆さんにお願いがあります!」
珠洲に帰って、青年団に入って一緒に活動してほしいという「お願い」かと思ったら、「お父さん、お母さんにありがとうと伝えてください」
人に感謝の気持ちを伝えることは大人としてとても大切なことだと、端的にわかりやすく成人としての心構えを語った。彼の生き方が感じられるなかなかいいあいさつだった。
式典終了後、公民館単位で記念撮影。
三崎地区は19人のうち16人が参加だった。
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