今朝の北陸中日新聞のサンデー版。
都道府県名の由来である。
石川県は「地域の川である『手取川』が石の多い川であることにちなむ」とある。
石川県は廃藩置県で加賀藩から金沢藩を経て金沢県になったか、1972年、県庁が金沢から石川郡美川に移され、石川県に改名されている。
「郡境に流れる手取川の川床の礫が多いことから石川に」という手取川由来説が今日のサンデー版の根拠だが、金沢市古府あたりが昔石川村と言われており、そばを流れる犀川の礫が多いことからくるという犀川由来説もあるそうだ。
それはともかく、私が注目したのは隣の福井県の由来である。
「『北庄』と呼ばれていたが、『北』は敗北に通じるとして、縁起がよい『福居』に改称、その後『居』が『井』に」となる。
私に限らず名前に『北』が付く人は皆、これは聞き捨てならぬと反応したのではないか。
いままで考えてみたこともなかったが、なぜ『敗北』か・・・
語源を調べると「敗北の『北』は、方角を表しているのではない。敗北の『北』は二人の人が背を向け合っているさまを示した漢字で、『相手に背を向ける』『背を向けて逃げる』の意味があり、『逃げる』の意味もある。そこから、戦いに負けて逃げることを『敗北』というようになり、単に、争いに負けることも意味するようになった」(語源由来辞典)とある。
方角を表す場合の「北」も、南を前面と捉え、背後という意味もあるとか。
勝ち負けにこだわって生きているつもりはないが、朝からややショックである。
「逃げるが勝ち」とも言うじゃないか・・・と自分を納得させるしかない
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