北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

高校の研修旅行で原発学習

2019-11-11 | 活動報告


今日は神奈川県の湘南学園高校の研修旅行にお邪魔させていただき、下記のテーマで1時間余り話をさせてもらった。
研修旅行は4班に分かれて実施するとのことで、北陸コースへは44人が参加。



能登半島の原発計画が地域にどんな問題をもたらしたか、珠洲の原発計画の撤退、志賀原発の廃炉を求める活動について話してほしいとのこと。
最初に依頼のメールを見たときは目が点になった気分。
私学とはいえ、高校生の研修旅行で原発の反対運動の話をさせてもらえるとは。
県内の高校でもそんな機会があればうれしいがとても考えられない。
聞けば、中学の研修旅行で上関原発の予定地祝島を訪れた生徒さんのいるし、明日は富山へ回りイタイイタイ病についても学ぶとか。
原発については北電のアリス館も寄ることになっていて、バランスをとるとはいえ、原発問題を通り一遍のエネルギー問題や環境問題の中の話に終わらせず、地域に暮らす住民の視点も交えながら自ら考える文字通りの研修旅行だ。

89年の市長選挙から可能性調査阻止行動、93年市長選と不正選挙糾明のたたかい、「安全神話」、「必要神話」、「経済神話」、そして原発誘致による地域振興のウソを暴いた住民の力なども含め、2003年の撤退までのたたかいを紹介させてもらった。
志賀原発についても、激しい反対運動の歴史と県の不当な介入の数々、そして現在の裁判闘争を紹介する。
とはいえ珠洲原発の30年近いたたかい、志賀原発の52年の歴史を1時間でまとめるのは至難の業。
できるだけポイントを絞って話したつもりだが、どこまで伝えることができたか・・・



先般の台風被害の影響で北陸新幹線ではなく新横浜駅からの東海道新幹線-しらさぎ経由の石川入り。珠洲の塩田村を視察して、宿泊先の輪島市内のホテルで夕食後の勉強タイムだ。
私の時代の就学旅行では考えらえないハードスケジュール。
さらに講演終了後も個別に質問にくる生徒が何人も。
自ら考える、より深く考える姿勢に、逆に大いに刺激をいただいた。
貴重な講演の機会をいただいたことに感謝!






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