ブログ仙岩

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ふるさとを失った女性たちを撮る・古居みずえのトークから考える

2015-03-04 09:27:55 | エッセイ
今朝4時台明日へのことば「ふるさとを失った女性たち」古居みずえフォトジャーナリスト・映画監督のトークを後半少し聞いた。

半分眠っていたが、飯館の名前が出て目がはっきりした。

1948年島根県生まれの古居さんは、37才で関節リュウマチで動けなくなり、投薬で何とか動けるようになり、奇蹟的に回復した。その時、フォトジャーナリスト広川隆一氏の写真を見て、外国に目が向いたという。

ジャーナリストとしてパレスチナで2か月取材、その後難民キャンプでの女性を撮り「ガータ・パレスチナの詩」として認められた。

しかし、日本でも困っている人が沢山いることから、福島県飯舘村を取材、そこに住んでいた男性は「お金が欲しいのではない」元の生活が欲しいのだと。ドキュメンタリー「飯館村の母ちゃん達」を制作した。

飯館の帰還には、山林の除染が欠かせない。とりあえず、道路、宅地や田畑の除染が優先している。

我が裏山の線量、大きなモミの木下で3.390μSv/h(2015.2.11測定)であった。これを年に換算すると、30mSv/年となり、基準値の30倍である。ずーと裏山で生活しているわけないから大丈夫であるが、みんなが心配すのはこの点である。テレビではモニタリングポストの結果だけを放映しており、いわきは0.006~0.290と。あまりにも現実とかけ離れている数値を報道している。