ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

津波犠牲上野永吏可さんなど卒業式に思う

2015-03-26 09:13:31 | エッセイ
昨日は震災年度入学生1000人余りが4年間の学び舎福島大を後にした。従来の3割から今年は4割が県内就職と言う。

また、川内小でたった一人の卒業生秋元千果さんが、24年に帰還、友の帰還を待ちながら3年間学び23日巣立った。

津波で亡くなった友への卒業式も同23日に行われた。

当時小学2年生で津波犠牲の上野永吏可さんが、南相馬市原町区大甕小で卒業式が終わってから、永吏可さんの卒業式が19人の卒業生が見守るなか教室で、父親敬幸(42)さんに卒業証書が手渡された。

敬幸さんは涙を浮かべながら有難うございますとお礼を述べ、同級生に「卒業おめでとう。永吏可と友達でいてくれてありがとう」と声をかけた。母親と妹も同席した。

上野さん夫妻は長男と両親を亡くし、息子の倖太郎(当時3つ)ちゃんと父親は行方不明で分からいままである。いまでも敬幸さんは捜索活動を続けていると。

亡き級友の卒業証書のことを思い。、いつまでも忘れないでほしいと願う。