ブログ仙岩

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ブラタモリ富士樹海の正体と富士講

2016-11-07 08:56:32 | エッセイ
日本一の山・富士山の、山梨県側の麓に広がる青木ヶ原樹海の面積は30平方㎞、日本を支えた富士山最大級の大噴火・平安時代の貞観噴火で流れ出た溶岩台地であり、1000年以上かけて再生したヒノキなど針葉樹林であった。外は楢など落葉樹であった。

また、火山噴火溶岩流出で本栖湖、精進湖、西湖ができた。その貞観の長尾山噴火の青木ヶ原樹海で、その正体を初回は同じような溶岩台地で迷うことが多く、コンパスを溶岩に近づけると針がブレ、方向が分からない。実際は岩石から離せばコンパスは利用可能ですが。樹海の中に並んだ噴火口の赤い跡が見えた。また、青木ヶ原の地形観測から等高線を入れた赤色で示した地図も出来日本を支えた一つと。

樹海の奥にひそむ巨大な富士風穴は上が12度もあるのに風穴の傍は0度であった。年間平均気温0度、夏でもツルツルに凍っている洞窟の中の氷の中に日本の近代化を支えた溶岩から採れた鉄板でタモリさん焼肉を頂いた。また、富士スバルラインの道路の砂利にと利用された。私は富士の風穴は経験していないが、福島県大内宿近くにある中山風穴を経験しており夏は気分がいいですね。

3回目は、富士の最大の玄関口は、上吉田の忍野八海の一つ伏流水の湧き出るきれいな池で富士登山の安全祈願の禊をしていた。それから、幕末に建てたという御師の居る家を訪問、中で、富士講の衣装や版木で版画を再現した。

隣の元吉田は度々雪代で、今の上吉田に集まり、砂地で水はけがよく水利が悪く、山中湖から流れる桂川から、江戸時代、溶岩と雪代の間に水路を作った痕跡を観察して、雪代被害のない現在の上吉田が富士講の最大の玄関口となった理由が分かった。