ブログ仙岩

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ひこばえ(蘖)

2016-11-16 09:48:31 | エッセイ
昨日「ひるのいこい」を聞いてい居ると、愛媛?の方が暖冬だからか、刈り取った稲株から新芽が伸びて、稲穂が少しついていた。初めて見る光景と道谷真平アナが報じていた。

「ひこばえ」のことだと聴いていたが、ひこばえは山間地帯の田んぼでは当たり前のことで、見慣れており、特にヒドロ(水分が多い)の田んぼで目に付く。

ひこばえ(蘖)は伐った草木の根株から出た芽で、またばえや余蕨(よけつ)ともいうが、ひこは孫の子として生えたものと思っていた。


地方では、稲孫(ひつじいね)ともいい、稲刈りをした後の株に再生した稲のことで、やはり稲の蘖(ひこばえ)のことである。二番穂とも呼ばれる。稲刈り後もしくは穂刈り後に放っておくと、再び穂が出るもので、穂には実が入っていないのが多い。最近は田植えが早いから、方々にひこばえが目に付く。写真は11月9日いわき市で撮影したひこばえの田んぼ。