5/4(月) 近年の祝日は解りづらい。今日は「みどりの日」だとかで、明日はこどもの日。 明後日は振替休日だそうな。休みは大いに結構と云いたい処だが、こっちは日々が休日のような暇OYAJIだ。そんなことはさて置き、会社のスタッフにとっては嬉しいことだろうが、稼ぎの少ない経営者にとっては辛いとこさ・・・。
そうは云ってはみたが、今の時期は仕事もない。日頃の長時間に渡る事務所詰を思えば、スタッフには大いに休んで鋭気を養ってほしいのが本音だ。
そんなゴールデンウィークの最中に出勤をする暇なオヤジが一人いた。デザイナーのYOSHIOだ。仕事が好きなのか会社に居るのが好きなのか、家に居場所がないのか、銭が無くて何処へも行けないのか?恐らくはその全てに当て嵌まりそうだが・・・・。何れにせよ、ご苦労なこった。
明日も明後日も出勤するだろうから、今日は早目に切り上げさせて、暇なOYAJIがビールでも飲みに連れ出そうと算段している。何しろ、俺とYOSHIOは貧乏同盟を結ぶ仲だ。同類相憐れみだぜ・・・。さて、こんなことを記したが、こっちは29日から昨日まで郷里でのんびりと畑で遊んできた。その罪滅ぼしだ。
二十九日の夕方に帰省、晩飯は何時もの如く従姉等と賑やかに喰った。三十日は畑の草刈で遊んだが、義弟にあたる同級生のHIROKATUが手伝ってくれたので早々と終えることができた。一日は、野菜の苗や肥料を買いに町に出て、一月振りに車を運転した。翌日の二日は、買ってきた苗の植え付けと「小夏」の収穫をした。
草刈は一月振りとなったが、伸びていた。この時期から夏場にかけてはあっという間に草がはびこる。本来なら二週間に一度ぐらい草を刈ると、時間もかからないのだが。草刈の傍ら、焚火をして焼芋をする。長閑な時間であるが、体力が落ちた…直ぐに草臥れて腰が痛くなる。
今が収穫の最盛期(ちょっと遅いくらい)の「小夏」の樹は古い樹が二本、若樹が三本ほどある。古い二本の樹で、箱に七箱の収穫であった。従姉たちが欲しがるので『幾らでも持ってけ』と云う。置いといても最後は腐らしてしまう運命だから。
綺麗で美味しいミカンの収穫ができれば、方々の友人にお裾分けするのだが、残念ながらあまり綺麗じゃない。味は悪くないと思うが、見栄えがしないので他人様に差し上げるのも憚る。二月に収穫した「文旦」も、未だ一箱残っていたが、艶がなくなり賞味期限が過ぎたようだ。毎年こうして大半を腐らしてしまう。
「安田川」は変わらず清らかに流れていた。一月後には鮎釣りが解禁となる。今年の鮎の遡上を従兄に訊ねると「いかんいかん、今年はアイが少ない」と返ってきた。毎年そんなことを聞いているようだが・・・。
正弘橋から上・下流を望む
田舎では今が田圃の水入れの最中、これから中旬にかけて田植となる。従兄も酸素を抱えて田起こし作業。「息が切れて、なんちゃぁ仕事をようせんようになった」と嘆きながらも、天皇陛下と同い年の従兄は働き者である。
都会で夜毎に酒を喰らう暮らし比べると田舎暮らしは健康的である。が、私の場合は飯を食べ過ぎて行かん。遺憾である。母の食は細い、それは承知だが従姉達も来るので品数・量とも多く作るのが常。それを意地汚くバクバクと喰らい、ビールを飲む。今回もまた、ひと回り腹が成長した・・・・。健康なようで不健康な田舎暮らしであった。