(最終回)
救いを受けた人たちは、天が与えることの出来る最高の愛、私たちを救うために下さった神様の愛の深さを、決して消えない喜びと共に、絶えず瞑想し感謝するでしょう。そこでは、全ての能力と才能は限りなく成長、発展し、学び過ぎて疲れたりすることもなく、活力が消耗したり疲労したりすることもありません。もっとも大きな計画も実現し、最も高尚な抱負も成就し、最も高い希望も実現するようになるのです。しかしそれでもなお、そこにはさらに到達しなければならない品性の理想、驚嘆せざるを得ない新しい発見、理解しなければならない新しい真理、心と体と霊の能力を最大限に発揮しなければならない新しい研究対象があるでしょう。それを妨げる者は、もはやなにもありません。
そして、永遠の歳月が過ぎるにつれて、神様とキリストに対する愛と感謝はさらに深く豊かになっていきます。また知識が増し加わるにしたがって、尊敬と幸福も増加します。人々が神様について学べば学ぶほど、その方の品性に対する彼らの驚嘆は大きくなります。またイエス様が与えて下さったあがないの計画の豊かな祝福と、主がサタンとの大争闘を通して、驚くべき勝利を遂げて下さったことを知れば知るほど、私たちは感動し、もっと熱烈な心で献身するようになります。そして、さらに大きな喜びで金の琴をかなで、救われた者たちが心を一つにして、神様を賛美する大合唱が広がるのです。
「またわたしは、天と地、地の下と海の中にあるすべての造られたもの、そして、それらの中にあるすべてのものの言う声を聞いた、御座にいますかたと小羊とに、さんびと、ほまれと、栄光と、権力とが、世々限りなくあるように」(黙示録 5:13)。
間もなく世界の大闘争は終わります。罪と罪人たちは消滅するのです。全宇宙は再び純潔になり、調和と喜びのただ一つの命の鼓動が、広大な宇宙に脈打つようになります。万物を創造された方から、命と光と歓喜が、限りなく広がっている空間に流れ出ていきます。そして、最も小さい原子から、最も大きい世界に至るまで、万物は、生物も無生物も、何のかげりもない美しさと、完全な喜びをもって、「神は愛である」と告げるのです。
天が近くなっています。救いが近くなっているのです。神様と個人的に出会う経験をした人たち、すでに心に天国を迎え入れた人たち、イエス様によって心が純潔にされた人たちは、間もなくイエス様が再臨される時救われ、主が約束して下さった美しい天のふるさとで、主と共に永遠に暮らすのです。読者の皆様!天国のためにあなたも準備されませんか?