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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

 血の花婿 デイビット・カン説教より  第6回

2016年08月12日 | 日記

割礼は心の経験

 ところで割礼をしなさいと教えられていたのに、チッポラはそれを嫌がっていたのです。子供があまりにも不憫に思えて、可愛そうに思ったのでしょう。モーセも、神様がお働きになる契約の状況を理解していなかったのです。神様は、はっきりと命じられたのに、その子が不憫で可愛そう、痛みを覚えて不便だからと、その命令を行っていなかったのです。現代も、多くの人々がこの不便とか不自由だとかという理由で、大変なことがやって来ると、主の戒めを破って生きていこうとするのですね。それは間違っています。私たちは主がおっしゃった御言葉を喜んで受け、人々が私たちをどのように見ようと、私たちは感謝をもって受け、主の御言葉に従っていく民とならなければいけません。これはほんとうに重要なことです。

皆さん、神様がモーセを殺そうとされたのは、理由があったのです。彼は主に選ばれた指導者でしたが、たった一つでも主の命令に従っていないものがあったとすれば、神様の力、神様の影響力を弱めてしまう危険性があったのです。モーセが子供に割礼をしなかったら、イスラエルの民も真似をして、割礼をしなくなるだけでなく、神様のその他の教えも実行しなくなる危険性があったのです。

イスラエル民族は、神様の独自性、神様の民の独自性、それを表す民でした。神様の御心をもって、真理をもって、真理の文化をもっている一つの民を、神様は起こそうとされました。その神様のみ心が、指導者のたった一つの怠慢によって、崩れる危険性があったのです。

創世記17章5節から8節までを見ましょう。ここは神様がアブラハムと契約を結ぶ時に語られた言葉です。

あなたの名は、もはやアブラムとは言われず、/あなたの名はアブラハムと呼ばれるであろう。わたしはあなたを多くの国民の/父とするからである。わたしはあなたに多くの子孫を得させ、国々の民をあなたから起そう。また、王たちもあなたから出るであろう。わたしはあなた及び後の代々の子孫と契約を立てて、永遠の契約とし、あなたと後の子孫との神となるであろう。わたしはあなたと後の子孫とにあなたの宿っているこの地、すなわちカナンの全地を永久の所有として与える。そしてわたしは彼らの神となるであろう」。

神様はアブラハムに、二つのものを約束されました。土地と子孫です。これは、驚くべき祝福だったのです。またそれだけではなく、私自身が神となると言われたのです。しかしそこには、条件があったのです。あなた方が、契約を守るならばとおっしゃったのですね。契約の中には何があったでしょうか。どのような契約の条件があったのでしょうか。

あなたがたのうち男子はみな割礼をうけなければならない。これはわたしとあなたがた及び後の子孫との間のわたしの契約であって、あなたがたの守るべきものである」(創世記17:9、10)。

神様は土地を与える約束をし、大勢の子孫を与える約束をされました。そしてその契約を結ぶ象徴として割礼を与えられました。割礼とは、異邦の民、偶像礼拝を行う人々と、主を信じる人々を区別するもの、つまり全ての悪習慣を切り取った人びとの象徴だったのです。それが割礼なのです。そしてそれは、心で神様を第一とする信仰を外面に表したものだったのです。それが心に受ける割礼なのです。割礼を受ける人とは、この世から、この世の罪の習慣からすべて分離された人なんです。ですから、私たちも徹底的に割礼を受けるべきなのです。男性だけではなく女性も全て割礼を受ける必要があるのです。なぜなら割礼は心の経験だからです。