救いの正しい理解を!
アダムを初めとする洪水前の人たちを、私たちが見る時に、本当に衝撃を覚えるはずです。罪の結果、人類がいかに退化、進化ではなくて退化してきたかを一目で見ることになります。天国で、私たちが命の木の実とその葉を食する時に、私たちの身長も徐々に伸びていくんです。私たちが天の王国に救われた後も成長し続けるのです。アダムは最初の人類として、イエス・キリストご自身が彼を手ずから創られました。そのイエス様に名前を呼ばれたアダムは、「私はここにおります」とやってきます。「人類最初の人アダム」と書かれた金の冠をイエス様は手に持っておられます。その栄光の冠をアダムの頭にかぶせてあげます。「もうあなたは二度とエデンの園から出ることはないですよ」とイエス様は言われます。「再びあなたを地球の人類の頭としてあげよう」とイエス様は言われます。その時アダムがどうするか、皆さんご存知ですか?
彼は自分で頭から冠を外して、イエス様の前にひざまずきます。そしてその冠をイエス様のそばに置きます。「私はそのような扱いを受ける価値のないものです」と言います。「私の子孫を見て下さい。罪の結果を見て下さい。これは私の仕業の故です。私は永遠の命を受ける価値のない者、ふさわしくない者です。私がここにいるのは、ただあなたの大いなる恵みの故です」。その場でアダムは、イエス様の前にひれ伏して彼を拝します。それを見た私たちはどのように感じるでしょうか。「ああ、あの冠ほしいな」と言いますか。「ああ、あの冠、私がもらうよ」と言うでしょうか、すべての人がいただいた冠を下に置いて、イエス様を拝します。皆さん、私たちの救いは創造の業なのです。その点を是非とも理解しなくてはいけません。