マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

ベートーヴェン「田園」を聞きに…

2013-09-29 | 街歩き・歴史散歩
土曜日は、と或る音楽祭のオープニングがありまして、クラシックを聞きにちょっとお出かけしてきました。




その場所は…。




仙台!



……から、また電車に乗って。。。




松島ですよ~~!
なんちゅう遠くまでワタシゃ来たもんだ…。



で、そこから送迎シャトルバスに乗り風光明媚な名勝松島のなかで、さらに特別保護地区に指定され、湾を見下ろす高台に位置する西行戻しの松公園に向かいますと…。




見えました!
本日の会場が!!なるほど、これか…。。。




この紫の巨大バルーンは、一昨年の東日本大震災に対して徐々に風化していく最近の機運を案じて、スイスの大きな音楽祭が主催した、仮設のコンサートホールなのです。


建築は磯崎新と彫刻家アニッシュ・カプーア。
アニッシュ・カプーアは、以前ロンドンのロイヤルアカデミーで大回顧展がありまして、ダンナさんと出かけたことがあるんですよ……といっても実際ワタシゃ、向かいの紅茶屋フォートマム&メイソンでひとり遊んでいたんですけどね。。。








東京ドームなどと同じように外気を取り入れながら空気圧で膨らませる空気膜構造の500人収容可能な会場内。



ちなみに椅子は、震災時に塩害被害にあった国宝瑞厳寺の杉を使い地元のボランティアの方が製作したものなんですって。


そして建築の斬新さ以外に今回ここを訪れて印象に残ったのは、、、。
おそらくボランティアだと思いますが、地元の若いひとからお年寄りまでのたくさんの方々が会場外の誘導で働いている姿でした。
初めて震災後に被災地を訪れたワタシにとって、その姿は本当に心に響くものがありました。

この気持ちは、オープニングセレモニーに続いて演奏された仙台フィルハーモニー管弦楽団のベートヴェンを聞きながらもずっと続いていましたね。。。
(ちなみに映画「剱岳 点の記」の音楽はこの管弦楽団演奏なんですよ!)







おしまいに会場から見渡す松島の秋の夕暮を…。

そして、昼間に着いてから牛タン含めてグルメや観光、何ひとつせずにただ!ベートヴェンだけ聞いてそのまま東京に直帰するワタシ……( ̄(工) ̄)

まっ、ある意味贅沢だわなっ!うん!!





(この可動ホールは膜として折りたたんで各地を巡回できるため、日本の何処かでいずれ
お目にかかることがあるかもしれませんよぉ~)








コメント
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