2年近く前の猛烈台風のあとのはなし。
ボランティアで海と山に囲まれた千葉の被災地へと足を運び、住宅の庭先から災害ゴミを廃棄場まで運ぶ作業を一日中ただ黙々と繰り返したのは、すでに秋も半ばとはいえ、やたら暑い日でした。。
そうして、何往復もガレキを運んだ最後のトラックの荷台に、何故か?ころんと取り残されていて、そのままウチに連れて帰ったのがこのきれいなかたつむりとの出会いでした。
この貝は、食事も慎ましく少食で、他の貝らと関わりをあまり持たずにケースの蓋の隅でいつも静かに居眠りをしているタイプのようでして、
たまーにこうして生き生きと動く姿が見れたときには、ラッキー🤞!な気分になったりもしました。
それが、先週末。。
アタマの横の生殖口から生殖器らしきものが飛び出ているのに気がつきました👀
実はこの個体って、普通アタマの右横にあるはずの生殖口が全く見えないまま今に至る、珍しい個体だったため、これは異常だな、、と😑
2日目。。
やはり、アタマから中身は出たままで、しかも、大きく膨らんでいます。
3日目は、いつものようにケース蓋裏で寝ているものの、はみ出た生殖器は出たまま。。
気になりながらの4日目。。
蓋の裏側で普段から割と親しい間柄の貝にアタマを擦り寄せているようですが、腫瘍が邪魔してくっ付くことが難しいようです。
その後は2匹並んで休んでいました。
その様子にひとまずは安心。。😌
そんな、今朝。
とうとう、張り付く力もなくなったのか、蓋からケース下に落ちているのを見つけて、別の器に移動させることにしました。
動く様子もないので、近くにウマウマとニンジンをひとかけら置きます。
好物の食べ物に眼でわずかに反応するものの、口は全く動かす様子はありません。
うーん。ヤバいぞ。。
というのも、、
以前、今回と同じように生殖器が大きく飛び出てしまったかたつむりがいましたが、そのまま衰弱して10日ほどで死んでしまったからなのです。
そう。
生殖口から何かが異様に飛び出てしまうと、それはかたつむりの重篤な状態だったりするんですねーっ🙀
そして、かたつむりをたくさん飼ってるとなんとなく分かってくるのですが、普段から動きが大人しいのは割と早く死んじゃうんですよ、、つまり、きれいでおとなしいかたつむりは薄命なんですっ💧💧
そうはいっても、今回はなんとか持ち堪えてほしいと切に願う貝ぬしなのです。