少し前のことです。(『スズメ百態面白帳』を読んでいて、思いだしました。)
勝手口を出たところに置いてあるボックスベンチの上に、小さい卵の殻が落ちていました。勝手口からは毎日出入りしているので、この1日以内の出来事だと思います。
卵の大きさは1~2cmで、灰白色、茶褐色の斑があり、スズメの卵のようです。殻に藁屑が着いていますが、殻の中はきれいな状態です。
こんな所に落ちていたこととして考えられる理由は、次の三つかなと思います。
① スズメの親が、孵化した卵を巣から遠くに捨てた。
② 親以外のスズメが、卵を運び出して捨てた。(卵の中身の形跡がなかったのは?)
③ 天敵が、卵を食べるために持ち出した。(卵の中身の形跡がなかったのは?)(殻の状態は?)
以上ですが、たぶん①なのかなと思います。
なお、卵の殻が落ちていたあたりに、スズメが営巣している気配はありませんでした。
《ボックスベンチの上に落ちていたスズメの卵の殻 2024/07/31》
《ボックスベンチの上に落ちていたスズメの卵の殻 2024/07/31》
《ボックスベンチの上に落ちていたスズメの卵の殻 2024/07/31》
《卵の殻の落ちていたボックスベンチから上を見上げた様子 2024/07/31》
※ 『スズメ百態面白帳』(大田真也・著)
「卵割り・雛殺し スズメの雛が孵る頃になると、…
私は、かって一度だけスズメが卵を嘴で割ってくわえ去るのを実際に間近で観察したことがある。…卵を温めていた雌親が巣から出て行った…ニ、三分してやって来て、…様子がなんだかちょっと変…。巣に入ったかと思った次の瞬間、なんと卵を一個くわえていた。…バチッと卵が割れる音がした。と同時に…割れた卵をくえたまま逃げるようにして…出て行った…。
…卵を割ってくわえ去ったのは、卵とどんな関係にあるスズメかは…分からなかった。…」