頼成の森の「トンボ池」奥の湿地に、イノシシのものと思われるたくさんの足跡がありました。副蹄の跡がはっきりしないので断定できませんが、おそらくイノシシのものだろうと思います。
富山県内でも50年くらい前はイノシシが生息しておらず、1980年発行の『富山県の鳥獣』には、「日本では、本州南部に多く、石川、富山、長野県北部、新潟、東北地方には殆んど生息しないが、福島、宮城、岩手県では少数が記録され始めている。本県では、明治30~40年台には生息していた記録があるが、現在では稀に岐阜県から迷行したと思われるものが見られるにすぎない。…本県に、生息していない理由の一つは、地上採餌性の動物のため、積雪期には生存が困難であるからと考えられる。」と書かれています。
しかし、富山県が平成 28 年(2016年)度に実施したイノシシの個体数推定の結果、平成 27 年(2015年)度末現在では、4,872 頭(中央値、90%信頼区間 2,768 頭~ 18,725 頭)が生息しているものとみられています。イノシシの捕獲数は、平成 21 年度以降急激に増加し、平成 27 年度は最も 多い 2,591 頭となっています(富山県におけるイノシシの捕獲は、平成6年度以前及び平成8年度から平成 10 年度の捕獲実績はありません)。(『富山県イノシシ管理計画(第2期)(概要)』参照)
《湿地に残されたイノシシのものと思われる足跡 2018/11/13》
《湿地に残されたイノシシのものと思われる足跡 2018/11/13》
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