廃川敷きのヤナギ林の中で、腐朽の進んだ倒木を壊していると、マイマイカブリが数頭出てきました。
マイマイカブリ(蝸牛被)は、「頭部が前後に細長い大型のオサムシで…日本の固有種…地域変異が大きく、多くの亜種に分化してい」ます。「…左右の前翅は羽化後にそのまま融合してしまい開くことができない。さらに後翅も糸状に退化しているため飛ぶことができ」ず、「…カタツムリを見つけると大顎で軟体部に咬みつき、消化液を注入して消化、溶けた軟体部を食べる。前方に細くなった頭部と前胸部も、殻の中に引っこんだカタツムリを食べるために発達した適応とみられる。マイマイカブリという和名も、カタツムリの殻に頭部を突っこんで捕食する様が《マイマイ(カタツムリ)をかぶっている》ように見えることに由来」します(ウィキペディア『マイマイカブリ』)。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%AA
伊豆大島を含む関東地方と中部地方に分布するマイマイカブリは、亜種ヒメマイマイカブリと呼ばれています。
《倒木の中で越冬するヒメマイマイカブリ 2016/03/12》
《倒木の中で越冬するヒメマイマイカブリ 2016/03/12》
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