(7月上旬の観察記録です。)
池から3~4m離れたケヤキの幹の高さ2mほどのところに、大きなヤンマの羽化殻が残されていました。この公園では、3か所の樹木の幹でオニヤンマの羽化殻が見つかるので、(ここは少し離れていますが)最初はこれもオニヤンマのものだと思いました。しかし、近づいてよく見ると、ギンヤンマの羽化殻でした。この日、池の挺水植物では、4個のギンヤンマの羽化殻を確認しています。
ギンヤンマの「羽化は大半夜中に挺水植物の茎などにのぼって行な」(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編』)われるので、水辺から少し離れた樹木の幹で羽化することは稀な事例ではないかと思います。
《ケヤキの幹に残されたギンヤンマの羽化殻 2014/07/11》