やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ギンヤンマ(羽化殻)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-11-11 04:13:07 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

池から3~4m離れたケヤキの幹の高さ2mほどのところに、大きなヤンマの羽化殻が残されていました。この公園では、3か所の樹木の幹でオニヤンマの羽化殻が見つかるので、(ここは少し離れていますが)最初はこれもオニヤンマのものだと思いました。しかし、近づいてよく見ると、ギンヤンマの羽化殻でした。この日、池の挺水植物では、4個のギンヤンマの羽化殻を確認しています。

ギンヤンマの「羽化は大半夜中に挺水植物の茎などにのぼって行な」(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅱトンボ編』)われるので、水辺から少し離れた樹木の幹で羽化することは稀な事例ではないかと思います。

《ケヤキの幹に残されたギンヤンマの羽化殻 2014/07/11》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドウガネブイブイ(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-11-10 06:16:15 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

暗銅色で中型のコガネムシがマサキの花の蜜を舐めていました。ドウガネブイブイだと思います。

子どもの頃を関西の都市で過ごしていましたが、ドウガネブイブイは掴まえるとすぐに糞をすることから「ヘコキブンブン」と呼んでいた記憶があります。夏休みになると、サルスベリの花によくやってきていたこの虫を、飽きもせずに網で掴まえていました。この仲間ではカナブンが最も貴重で、滅多に見かけませんでした。

《ドウガネブイブイ 2014/07/03》 

 《ドウガネブイブイ 2014/07/03》

 《ドウガネブイブイ 2014/07/03》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スジクワガタ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-11-09 07:27:06 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

わずかに滲み出たコナラの樹液を吸っているスジクワガタの♀を、♂のスジクワガタが覆いかぶさるように守ってい(るように見え)ました。中~小型の♂や♀では、上翅に明瞭な縦スジが現れます。

《樹液を吸うスジクワガタの♀とそれを守る♂ 2014/07/02》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トビイロトラガ(幼虫)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-11-08 04:15:34 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

スギの幹の上を、トビイロトラガの幼虫が歩いていました。トビイロトラガの幼虫の食草はツタやヤブカラシなどブドウ科の植物なので、食草を食べ尽くして次の食草を探しているのか、蛹化場所を探しているのではないかと思います。 

《スギの幹の上を歩くトビイロトラガの幼虫 2014/07/02》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キマダラセセリ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-11-07 04:24:00 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

ヒメジョオンの花で、キマダラセセリが蜜を吸っていました。

《ヒメジョオンの花で吸蜜するキマダラセセリ 2014/07/02》

《ヒメジョオンの花で吸蜜するキマダラセセリ 2014/07/02》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コカブトムシ♀(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]羽根)

2014-11-06 04:02:05 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

タラノキの枯れ木の幹を、コカブトムシが歩いていました。

「(♂は)短い頭角をそなえるが、♀では短く円錐状」「♂の前胸背板中央は丸く陥没するが、♀では強く陥没せず、やや幅のある縦溝」「♂の前脚の爪のうち内側のものは幅広く先端で2叉するが、♀では細く通常形」(『日本産コガネムシ上科標準図鑑』)であることから、写真のコカブトムシは♀だと思います。

《タラノキの枯れ木の幹の上を歩くコカブトムシ♀ 2014/07/02》 

 《タラノキの枯れ木の幹の上を歩くコカブトムシ♀ 2014/07/02》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロイトトンボ♂(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2014-11-05 04:08:07 | 昆虫類

(7月上旬の観察記録です。)

公園にある小さな池の周辺では、数種類のイトトンボが見られます。写真のトンボは、
① ♂腹部第8、9節が青色(赤矢印①、②)
② ♂腹部第8節に黒色斑がある(赤矢印③)
③ ♂上付属器がハの字状に開く(④)
ことから、クロイトトンボ♂だと思います。

クロイトトンボは、「県下に広く分布し、個体数も多」く「平地から丘陵地にかけての池沼に生息」(『富山県のトンボ』)するイトトンボです。

《クロイトトンボ♂ 2014/07/11》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメホシカメムシ(空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2014-11-04 04:10:46 | 昆虫類

(8月上旬の観察記録です。)

人工の流れのそばの岩の上を、赤褐色に黒い丸の紋が目立つカメムシが歩いていました。オオホシカメムシとよく似ていますが、大きさからヒメホシカメムシではないかと思います。

《岩の上を歩くヒメホシカメムシ 2014/08/01》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオヒラタシデムシ♀(森林研究所/立山町吉峰)

2014-11-03 06:06:34 | 昆虫類

(6月上旬の観察記録です。)

スギの幹の上を、オオヒラタシデムシが歩いていました。

上翅端が丸いので、♀だと思います(♂は突出しています)。

《スギの幹の上を歩くオオヒラタシデムシ♀ 2014/06/07》 

《スギの幹の上を歩くオオヒラタシデムシ♀ 2014/06/07》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フクラスズメ(富山市)

2014-11-02 04:00:02 | 昆虫類

朝、犬と散歩していると、駐車場のアスファルトの上でフクラスズメが死んでいました。

フクラスズメは成虫で越冬し、越冬するため建物に入ってくることがあります。

《駐車場のアスファルトの上で死んでいたフクラスズメ 2014/10/25》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロバアカサシガメ(森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2014-11-01 04:51:09 | 昆虫類

(6月上旬の観察記録です。)

倒木上を、赤と黒のきれいなサシガメが歩いていました。特徴的な配色なので、すぐに種名がわかると思い、カメムシに関するウェブサイトをいくつか探しましたが、見つかりませんでした。

たまたま、何かの本に博物館の学芸員が薦める本として挙げられていた『ポケット図鑑日本の昆虫1400』を昨日に購入し、パラパラ見ていると、名前のわからなかったサシガメが出ていました。クロバアカサシガメのようで、「数は少ない」とありました。「少ない」とか「稀」と書かれた昆虫に出会うと、何故か得をしたような気になります。

《倒木上を歩くクロバアカサシガメ 2014/06/07》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする