好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス 交響曲第2番 コンドラシン/モスクワ放送響

2018-06-02 18:55:31 | ブラームス 交響曲第2番
ブラームス
交響曲第2番

指揮…コンドラシン
演奏…モスクワ放送響
好み度…4.5(5点満点)

第1楽章~第3楽章での響きは、ときに凛とした情感をにじませながら、しかし基本的にはむしろ温かみとかを排して無機的に少し冷たいくらいな印象を受ける。
情感も冷たさもときに透明感を帯びるようで、特有の雰囲気をつくってなかなか魅力的であるが、この演奏は終楽章が特にいい。オケはそれまでの凛とした響きから表情を変え、オケ全体がメリハリと全開の活力をもって響き、独特のアクセントもツボにはまって爽快。フィナーレへ向けての盛り上げもテンポや間を効果的に操りながら高揚感を高め、フィナーレのトランペットも慌てず遠慮なしに高らかでその爽快感はちょっとなかなか聴かれない類。たまにロシアのオケで聴かれる、空洞感のあるただ音が大きい「鳴り」とはちがってしっかり活きた力の詰められた響きであり、全体的によい演奏と思うが、終楽章、中でもフィナーレは特に爽快。
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ブラームス 交響曲第1番 スタインバーグ/ピッツバーグ響

2018-06-02 18:52:47 | ブラームス 交響曲第1番
ブラームス 
交響曲第1番 

指揮…スタインバーグ
演奏…ピッツバーグ響
好み度…4(5点満点)

録音はちょっと高音が金属質な感じで、良ともいえないが、ちょっと多めの残響が結構程よく、歯切れよく力感のある響きと相まってかえって独特の雰囲気を醸しているようにも思う。重量感とかうねるような低弦といったものが感じられるタイプではないが、機能的で活力に満ちた推進力はちょっと聴き応えがある。機能的ではあるが血の通ったような響きで無機的ではない。
第1楽章ではテンポはやや速めだがそこここでテンポを落とす処理も効果的に、推進力だけでない味も加えている。
第2楽章は速くなく、弦は活力に艶も加えた響きを随所で聴かせている。
終楽章は全体のイメージとして明るい。ホルンのソロもフルートのソロも明るいし、その後のホルンの重なりも明るいし例の主題も明るい。その後も残響豊かな高弦はどこか敬虔な響きも湛え、内声も快活で活力は損なわれない。フィナーレの凱歌はティンパニつき。個人的にはティンパニなしのほうが好きだが、それほど耳につかないし、この活力ある演奏の〆として爽快な強さを付加して、この演奏にはありかと思う。
ブラ1らしいかどうかは別として、明るさ、爽快感、活力、推進力に満ちた良盤と思う。
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サン=サーンス 交響曲第3番「オルガン付き」 ハーフォード/デュトア/モントリオール響

2018-06-02 18:42:22 | サン=サーンス
サン=サーンス 
交響曲第3番「オルガン付き」 

オルガン…ハーフォード
指揮…デュトア
演奏…モントリオール響
好み度…3.5(5点満点)

デュトワはあまり聴いたことはなかったが、何となく華やかな演奏を期待して聴いてみたが、差し障りなくそれなりには美しく華麗に響かせているとは思うが、特に感銘を受けるものではなかった。
※だいぶ前に聴いて、演奏者ちゃんとメモしておかなかったので、オケやオルガン奏者はちがうかも、です。
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