サン=サーンス
交響曲第3番「オルガン付き」
オルガン…ダニエル・ロト
指揮…クサヴィエ・ロト
演奏…レ・シエクル
好み度…5(5点満点)
オケは、冒頭から丁寧に、静かに、柔らかな緊張感を湛えながら美しい。徒に絢爛を演出するような騒々しさとは違うところにある響きのように思う。
ピリオド楽器のオケといってもか細さはなく、鳴らすところはしっかり力強さも感じさせ、弦の繊細な美しさはこういうオケならではかもしれないし要所要所でこの曲に敬虔な雰囲気を与えている。
サン・シュルピス教会という教会でのライブというのがまたそう思って聴くと感銘深い。
世界有数のパイプオルガンで知られるパリで2番目に大きな教会とのことで、オルガンは輪郭はそんなにはっきりしてなくて、終楽章の強奏部では旋律はつぶれているようなところもあるが、重く空気を震わせるように教会内をまるごと包むような響きは荘厳だし、第1楽章第2部の冒頭の響きなんかも美しい。
終盤は結構熱く壮大に〆ているし、ティンパニ(?)の要所での大砲のような強打も効果的。オルガンはロトのお父さんだそうである。
交響曲第3番「オルガン付き」
オルガン…ダニエル・ロト
指揮…クサヴィエ・ロト
演奏…レ・シエクル
好み度…5(5点満点)
オケは、冒頭から丁寧に、静かに、柔らかな緊張感を湛えながら美しい。徒に絢爛を演出するような騒々しさとは違うところにある響きのように思う。
ピリオド楽器のオケといってもか細さはなく、鳴らすところはしっかり力強さも感じさせ、弦の繊細な美しさはこういうオケならではかもしれないし要所要所でこの曲に敬虔な雰囲気を与えている。
サン・シュルピス教会という教会でのライブというのがまたそう思って聴くと感銘深い。
世界有数のパイプオルガンで知られるパリで2番目に大きな教会とのことで、オルガンは輪郭はそんなにはっきりしてなくて、終楽章の強奏部では旋律はつぶれているようなところもあるが、重く空気を震わせるように教会内をまるごと包むような響きは荘厳だし、第1楽章第2部の冒頭の響きなんかも美しい。
終盤は結構熱く壮大に〆ているし、ティンパニ(?)の要所での大砲のような強打も効果的。オルガンはロトのお父さんだそうである。