好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ブラームス ピアノ協奏曲第2番 ティリモ/ザンデルリング/ロンドンフィル

2022-11-13 18:30:25 | ブラームス ピアノ協奏曲(1番・2番)
ブラームス 
ピアノ協奏曲第2番

ピアノ…ティリモ 
指揮…ザンデルリング
演奏…ロンドンフィル 
好み度…4(5点満点)

ピアノの技巧とか構成美とかはよくわからないが、特別うまいピアニストとか、そういうことでもないのかもしれない。
ただ、実直で力強く情と熱の込められた響きは結構爽快だし、派手なパフォーマンスはないが堅実な重みがこの曲にあっているようにも思う。
それと、重く大きなオケが結構いい。終楽章もなかなかに力強い。
際立った何か、というわけではないが、重みも美しさも標準以上、実直なブラームスらしい響きが聴けるよい盤と思う。
※同じ曲、ピアニスト、オケで、指揮がレヴィという盤もあるようで、もしかしたらこれもそうかもそうかもしれないが、ジャケットには指揮ザンデルリングとあるので、ここでもそう表記する。

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マーラー 交響曲第5番 テンシュテット/NDR響

2022-11-13 18:22:08 | マーラー 交響曲(第2番「復活」 第5番)

マーラー 
交響曲第5番

指揮…テンシュテット 
演奏…NDR響
好み度…5(5点満点)

テンシュテットの同曲の録音には他に私の知る限りロンドンフィルとのセッション、ライブの2盤があり、どちらも名盤と思うが、それらとの比較をするならば印象としてはどちらかといえばセッション盤のほうに近く、ライブだからだろうか、セッション盤より少し熱のようなものを感じる。力強い弦の響きが全体的に印象的で、がっちりとした骨太な力強さと熱を感じる演奏のように思う。アダージェットにおいてすら甘さだけでない、常に内包される強さのようなものが感じられるようである。その分他の2盤に比べるとややストレートな感を受ける面もあるかもではある。フィナーレはテンシュテットらしい実直な力強さで心地よい〆である。

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ブルックナー 交響曲第8番 シノーポリ/ドレスデン国立管(シュターツカペレドレスデン)

2022-11-13 18:17:16 | ブルックナー 交響曲(第3番/第5番/第8番)
ブルックナー 
交響曲第8番

指揮…シノーポリ 
演奏…ドレスデン国立管(シュターツカペレドレスデン)
好み度…5(5点満点)

絢爛たる華を感じるようなブル8である。
第1楽章から弦の響きは艶と明るい活力に満ち金管は爽快に厚く力強く響き渡り、少しドラマティックに動くテンポの流れの中、旋律は歌となって躍動する。
第2楽章、しなやかな筋肉のような躍動感とまぶしいくらいの色彩感でブルックナーらしいかどうかは別にして秀逸のように思う。 
第3楽章も艶と深みを帯びた美しい弦が情感にあふれた旋律を歌って美しい。木管も弦にかぶさるように出てくる金管も美しい。このあたりは名門ドレスデンの流石というところだろうか。
終楽章冒頭のファンファーレも堂々颯爽、その後もこの演奏を〆るのに相応しい明るい華のある力感を聴かせ、力強くこの曲を〆ている。
ルカ教会の残響も心地よいし録音もきれいな、この曲に華を感じる、名盤の1つと思う。
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