好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

マーラー 交響曲第5番 ズヴェーデン/ロンドンフィル

2022-12-03 18:53:27 | マーラー 交響曲(第2番「復活」 第5番)
マーラー 
交響曲第5番

指揮…ズヴェーデン 
演奏…ロンドンフィル 
好み度…5(5点満点)

これはめっけもん。何とも心地よい。軽い意味でなく、録音もよく、しっかりした重みと響きがあって、心地よい。
冒頭のトランペットから最初の和音までも伸びやかで重みもあっていい。ただ上手に譜面をなぞるというのとも違って嫌味や押し付けののない味わいも感じられる。どろどろした重いのが聴きたいときは向かないと思うけど。オケの音質だろうか、重いというよりはほんのり響きは明るさを帯びる。ライブ録音だが、ロンドンフィルはこんなに機能的だったかな、とも感じる。金管なんかも十分うまい。
響きは伸びやかで艶があり、和音も大きく美しく、謳うところはうたって引き出す音のメリハリも自然にしっかりつけられ、新しいマーラー像とかと言ってもてはやされるタイプではないし情の掘り下げが浅い、とか言われちゃいそうな気もしないではないけど、アダージェットも綺麗だしフィナーレも結構堂々として、何というか、やはり、心地よい。
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ブルックナー 交響曲第5番 アイヒホルン/バイエルン放送響

2022-12-03 18:50:04 | ブルックナー 交響曲(第3番/第5番/第8番)
ブルックナー 
交響曲第5番

指揮…アイヒホルン
演奏…バイエルン放送響
好み度…5(5点満点)

アイヒホルンという、ブルックナーの交響曲以外ではまず名を聞くことのない指揮者の盤だが、これはいい。
アイヒホルンはブルックナー協会からメダルも授与されているというブルックナーの演奏においては名の通った指揮者のようで、この盤はブルックナーの聖地ともいうべきリンツの聖フローリアン修道院でのバイエルン放送響を振ってのライブ録音。
聖フローリアンの豊かな残響の中、奇をてらわないアイヒホルンの運び、バイエルンの厚く清らかな響きが映えて、美しく大きいブルックナーが聴ける。
こういう豊かな残響をベースにしてブルックナーの弦や金管の重なりは設計されたんだな、と納得がいく思いがするし、素のブルックナーの素朴で敬虔な良さを堪能する思いがする。
第2楽章の弦の美しさ、終楽章の敬虔に重なる金管とフィナーレの大きさ等、印象深い。
豊かな残響の中、アイヒホルンの実直とバイエルンの厚く清らかな響きが力強くも透明感と滋味を感じさせて美しい、名盤でしょう。
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マーラー 交響曲第2番「復活」 バルビローリ/シュトゥットガルト放送響 他

2022-12-03 18:45:19 | マーラー 交響曲(第2番「復活」 第5番)
マーラー 
交響曲第2番「復活」

指揮…バルビローリ
演奏…シュトゥットガルト放送響 他(合唱団わからず…)
好み度…4(5点満点)

オケは今ひとつの感もあるが、合唱は男声の使い方が効果的なのと重なる女声も美しく敬虔な空気に包まれるようで、この数分間だけでも他の盤ではちょっと聴かれないこの盤の大きな魅力。
録音はステレオで高音質とは言えないが聴くに支障はない。
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