マーラー
交響曲第5番
指揮…テンシュテット
演奏…NDR響
好み度…5(5点満点)
テンシュテットの同曲の録音には他に私の知る限りロンドンフィルとのセッション、ライブの2盤があり、どちらも名盤と思うが、それらとの比較をするならば印象としてはどちらかといえばセッション盤のほうに近く、ライブだからだろうか、セッション盤より少し熱のようなものを感じる。力強い弦の響きが全体的に印象的で、がっちりとした骨太な力強さと熱を感じる演奏のように思う。アダージェットにおいてすら甘さだけでない、常に内包される強さのようなものが感じられるようである。その分他の2盤に比べるとややストレートな感を受ける面もあるかもではある。フィナーレはテンシュテットらしい実直な力強さで心地よい〆である。
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