ブラームス
交響曲第2番
指揮…コンドラシン
演奏…モスクワ放送響
好み度…4.5(5点満点)
第1楽章~第3楽章での響きは、ときに凛とした情感をにじませながら、しかし基本的にはむしろ温かみとかを排して無機的に少し冷たいくらいな印象を受ける。
情感も冷たさもときに透明感を帯びるようで、特有の雰囲気をつくってなかなか魅力的であるが、この演奏は終楽章が特にいい。オケはそれまでの凛とした響きから表情を変え、オケ全体がメリハリと全開の活力をもって響き、独特のアクセントもツボにはまって爽快。フィナーレへ向けての盛り上げもテンポや間を効果的に操りながら高揚感を高め、フィナーレのトランペットも慌てず遠慮なしに高らかでその爽快感はちょっとなかなか聴かれない類。たまにロシアのオケで聴かれる、空洞感のあるただ音が大きい「鳴り」とはちがってしっかり活きた力の詰められた響きであり、全体的によい演奏と思うが、終楽章、中でもフィナーレは特に爽快。
交響曲第2番
指揮…コンドラシン
演奏…モスクワ放送響
好み度…4.5(5点満点)
第1楽章~第3楽章での響きは、ときに凛とした情感をにじませながら、しかし基本的にはむしろ温かみとかを排して無機的に少し冷たいくらいな印象を受ける。
情感も冷たさもときに透明感を帯びるようで、特有の雰囲気をつくってなかなか魅力的であるが、この演奏は終楽章が特にいい。オケはそれまでの凛とした響きから表情を変え、オケ全体がメリハリと全開の活力をもって響き、独特のアクセントもツボにはまって爽快。フィナーレへ向けての盛り上げもテンポや間を効果的に操りながら高揚感を高め、フィナーレのトランペットも慌てず遠慮なしに高らかでその爽快感はちょっとなかなか聴かれない類。たまにロシアのオケで聴かれる、空洞感のあるただ音が大きい「鳴り」とはちがってしっかり活きた力の詰められた響きであり、全体的によい演奏と思うが、終楽章、中でもフィナーレは特に爽快。
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