ブラームス
交響曲第1番
指揮…スタインバーグ
演奏…ピッツバーグ響
好み度…4(5点満点)
録音はちょっと高音が金属質な感じで、良ともいえないが、ちょっと多めの残響が結構程よく、歯切れよく力感のある響きと相まってかえって独特の雰囲気を醸しているようにも思う。重量感とかうねるような低弦といったものが感じられるタイプではないが、機能的で活力に満ちた推進力はちょっと聴き応えがある。機能的ではあるが血の通ったような響きで無機的ではない。
第1楽章ではテンポはやや速めだがそこここでテンポを落とす処理も効果的に、推進力だけでない味も加えている。
第2楽章は速くなく、弦は活力に艶も加えた響きを随所で聴かせている。
終楽章は全体のイメージとして明るい。ホルンのソロもフルートのソロも明るいし、その後のホルンの重なりも明るいし例の主題も明るい。その後も残響豊かな高弦はどこか敬虔な響きも湛え、内声も快活で活力は損なわれない。フィナーレの凱歌はティンパニつき。個人的にはティンパニなしのほうが好きだが、それほど耳につかないし、この活力ある演奏の〆として爽快な強さを付加して、この演奏にはありかと思う。
ブラ1らしいかどうかは別として、明るさ、爽快感、活力、推進力に満ちた良盤と思う。
交響曲第1番
指揮…スタインバーグ
演奏…ピッツバーグ響
好み度…4(5点満点)
録音はちょっと高音が金属質な感じで、良ともいえないが、ちょっと多めの残響が結構程よく、歯切れよく力感のある響きと相まってかえって独特の雰囲気を醸しているようにも思う。重量感とかうねるような低弦といったものが感じられるタイプではないが、機能的で活力に満ちた推進力はちょっと聴き応えがある。機能的ではあるが血の通ったような響きで無機的ではない。
第1楽章ではテンポはやや速めだがそこここでテンポを落とす処理も効果的に、推進力だけでない味も加えている。
第2楽章は速くなく、弦は活力に艶も加えた響きを随所で聴かせている。
終楽章は全体のイメージとして明るい。ホルンのソロもフルートのソロも明るいし、その後のホルンの重なりも明るいし例の主題も明るい。その後も残響豊かな高弦はどこか敬虔な響きも湛え、内声も快活で活力は損なわれない。フィナーレの凱歌はティンパニつき。個人的にはティンパニなしのほうが好きだが、それほど耳につかないし、この活力ある演奏の〆として爽快な強さを付加して、この演奏にはありかと思う。
ブラ1らしいかどうかは別として、明るさ、爽快感、活力、推進力に満ちた良盤と思う。
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