ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」
指揮…テンシュテット
演奏…キールフィルハーモニー管弦楽団
好み度…4.5(5点満点)
この演奏を評するに「狂気」とかという表現をみかけることがある。
その表現が正しいかどうかはわからないが、まず他にない演奏であることは確かだと思う。
「爆演」と評する人がいるかもしれない。
確かにそうかもしれないが、ただ音をでかく鳴らすだけの演奏とは全くちがった、緊迫感と真摯な熱さに満ちた爆演である。
全編エネルギーと緊張感に満ちており、終楽章でのエネルギーの爆発的な開放感たるややっぱりある意味狂気といえるくらい強烈である。
しかしこの狂気は一切の虚飾を排した、極めて真っ向な狂気であり、この曲にはこれくらいたたきつけるまでのエネルギーに満ちた表現があっていいと思う。
第一楽章も冒頭の動機から緊張感に満ちた響きであり、後半その緊張感がさらに高まっていくさまは圧巻である。
古典音楽風、最近の小編成風、あるいは美しい運命を聴きたい方にはお薦めしないが、
劇的なエネルギーに満ちた運命をご所望の方には大いに推薦の、多分テンシュテットにしかできない名盤である。
録音もロンドンフィルとの盤とくらべ、シャープでクリアで、まずよい録音である。
交響曲第5番「運命」
指揮…テンシュテット
演奏…キールフィルハーモニー管弦楽団
好み度…4.5(5点満点)
この演奏を評するに「狂気」とかという表現をみかけることがある。
その表現が正しいかどうかはわからないが、まず他にない演奏であることは確かだと思う。
「爆演」と評する人がいるかもしれない。
確かにそうかもしれないが、ただ音をでかく鳴らすだけの演奏とは全くちがった、緊迫感と真摯な熱さに満ちた爆演である。
全編エネルギーと緊張感に満ちており、終楽章でのエネルギーの爆発的な開放感たるややっぱりある意味狂気といえるくらい強烈である。
しかしこの狂気は一切の虚飾を排した、極めて真っ向な狂気であり、この曲にはこれくらいたたきつけるまでのエネルギーに満ちた表現があっていいと思う。
第一楽章も冒頭の動機から緊張感に満ちた響きであり、後半その緊張感がさらに高まっていくさまは圧巻である。
古典音楽風、最近の小編成風、あるいは美しい運命を聴きたい方にはお薦めしないが、
劇的なエネルギーに満ちた運命をご所望の方には大いに推薦の、多分テンシュテットにしかできない名盤である。
録音もロンドンフィルとの盤とくらべ、シャープでクリアで、まずよい録音である。
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