ベートーヴェン
交響曲第3番「英雄」
指揮…ケーゲル
演奏…ライプツィヒ放送響
好み度…5(5点満点)
太い。そして、ゆっくりやっているわけではないがほのかに大きい。
金管とか何となく危なっかしいし(ただそれは前半だけかな。後半はむしろいい雰囲気を醸している)、完成度を褒めるような演奏ではないし、絹のような艶が響きにあるわけでもないけれど、不器用ではあるかもしれないが実直で力の込もった熱を感じるようで、いい。
木管がいい感じでおおらかにからんだり弦にせよ金管にせよ低い音がどっしり響いていたり、ティンパニも結構重く力強かったり、全体でときに厚く深みのある響きをつくったり、聴かせどころでは濃い情感と熱い重みが迫るような感を受けたり、武骨ではあるがこのコンビならでは雰囲気をつくって、ケーゲルならでは感銘が感じられる名演のように思う。
今風の演奏とは対極にあるような、ざらついているが、熱を帯びて鈍く光る重金属のような、実直で太く熱い、ケーゲルらしさを求めて裏切られない盤と思う。
交響曲第3番「英雄」
指揮…ケーゲル
演奏…ライプツィヒ放送響
好み度…5(5点満点)
太い。そして、ゆっくりやっているわけではないがほのかに大きい。
金管とか何となく危なっかしいし(ただそれは前半だけかな。後半はむしろいい雰囲気を醸している)、完成度を褒めるような演奏ではないし、絹のような艶が響きにあるわけでもないけれど、不器用ではあるかもしれないが実直で力の込もった熱を感じるようで、いい。
木管がいい感じでおおらかにからんだり弦にせよ金管にせよ低い音がどっしり響いていたり、ティンパニも結構重く力強かったり、全体でときに厚く深みのある響きをつくったり、聴かせどころでは濃い情感と熱い重みが迫るような感を受けたり、武骨ではあるがこのコンビならでは雰囲気をつくって、ケーゲルならでは感銘が感じられる名演のように思う。
今風の演奏とは対極にあるような、ざらついているが、熱を帯びて鈍く光る重金属のような、実直で太く熱い、ケーゲルらしさを求めて裏切られない盤と思う。
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