今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

島根県立古代出雲歴史博物館 その2(島根県出雲市大社町杵築東)

2014年12月25日 | 博物館・美術館・記念館
出雲大社といえば「縁結びの神」として有名である
下記の絵は神様が縁を結ぶ様子が描かれているのだが、一つ一つの言葉が面白く、このようにして縁が結ばれていくと思うと笑ってしまう



宿世結(すくせむすび)



江戸時代、名前を見えないように書き付けて男女ごとに分けた紙縒りを、福引きのように一本ずつ選び、結び合わせる女性達の遊びがあった



これを「宿世結」という



床に投影された文字



昔の人達の生活の様子






島根県雲南市賀茂岩倉銅鐸(国宝)
1996年に加茂町(現雲南市)岩倉の丘で農道工事中に日本最多となる39口の銅鐸が発見された



左側の銅鐸は国宝、右側は複製

 








荒神谷遺跡銅剣(国宝)
 983年広域農道の建設に伴い遺跡調査が行われた
1984年 - 1985年の2か年の発掘調査で、銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した



丘陵の斜面に作られた上下2段の加工段のうち下段に、刃を起こした状態で4列に並べられて埋められていた
下段は出土品、上段は出土品と同じ成分で新たに造られたもの



358本の銅剣は、長さ50cm前後、重さ500gあまりと大きさもほぼ同じである



卑弥呼の鏡か 銅鏡(重要文化財)
「景初三年」を含む41文字が鋳出された「三角縁神獣鏡」



景初三年(239年)は邪馬台国の女王卑弥呼が中国の魏に使いを送り、銅鏡100枚を賜ったとされる年



卑弥呼が触れていたかも知れないと考えるだけでも楽しい






金銅装双龍環頭大刀(重要文化財)
「奇跡の輝きを今に伝える」:1925(大正14)年考古学愛好家らが発見。鞘から刀身が引き抜けたというほど良い保存状態で出土













昨年訪れた時も感じた事だが、この博物館はとても居心地がよい
自由に撮影できることも嬉しいが、質問に対し解りやすい言葉で的確に回答してくれる担当者の対応もすばらしい



出雲の歴史は奥が深くロマンがある。卑弥呼の鏡であってほしい



撮影 平成26年10月22日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする